ドラマ『わにとかげぎす』1話感想と原作の手紙の犯人ネタバレ!

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  • この記事を書いた人:ぐらす

漫画家・古谷実さんといえば、アラサー、アラフォー世代が幼き日に友人たちと回して読んだ1993年から連載された名作『稲中卓球部』の作者ですが、2001年『ヒミズ』以降は、作風がガラリと変わり、暗く闇の深い状況にいる主人公を描いたストーリ―が高い評価を得て、映画や舞台化をされてきています。

今回は2017年夏の深夜ドラマで映像化された『わにとかげぎす』、こちらでは第1話のネタバレを含む感想、第2話のあらすじをご紹介いたします。

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『わにとかげぎす』第1話ネタバレを含む感想は??

ドスリという何かが落ちた鈍い音、雑踏の地面を這うようなカメラアングルの先にはゴミ捨て場。

男性(有田哲平さん)、血を流して横たわっています。「もし、彼女と出会ってなかったら。」というナレーション。

これは漫画では最後のシーンなのですが、初めにドンと持ってきていますね。

夜のホームセンターの屋上でパンツ一枚で腕立て伏せをする38歳の警備員・富岡ゆうじ(有田哲平)、ラジオからは一生交尾もせず孤独に死んでいくオスのセミの話が聞こえてきて、「それは俺だ」と腹の肉をつまみます。

困難を避け続け、大切な時間をグーグー寝て過ごしてきて、気づいたら周りに誰もいないという孤独な状況に焦りを感じ、今からでもやり直したいと夜空へ「友達をください」と願います。

ふと屋上から下を見ると、アパートの一室から見上げる人影がカーテンから人差し指でこちらを指していて、ヤバイヤバイと怯える富岡。

するとホームセンターの入り口に『警備員へ お前は一年以内に 頭がおかしくなって 死ぬ』という手紙が挟まっていました。

帰宅すると同じ手紙がアパートのドアに!!「引っ越しも考えて対応していこう…」と考えていた矢先、隣の部屋から出てきたゴールデンレトリーバーに倒されさらに止めようとして転倒した可愛い女子・羽田梓(はだあずさ/本田翼)に覆いかぶさられ驚く富岡。

犬にお漏らしまでされてしまったので、梓にハンカチを手渡されますが、帰宅後、俺が使ったハンカチは気持ち悪いよな…」と自虐的に。

ここで中学校の「富岡君エアーフォークダンス事件」という、クラスの女子に体育のフォークダンスで手をつなぎたくないと生理的に嫌われていた頃のどぎつい記憶が回想されます。

学級会の公開裁判と担任の先生の熱血な正義感という名の余計なお世話程、えげつないものはないですね…!

勇気を出して、自分を指さした不審な男に会いに例のアパートへやってきた富岡でしたが、近所の人に「そこの部屋で数年前に人が命を絶って以来、誰もいない」という話を聞きぞっとします。

すると部屋の中からはホームレスが現れ、勝手に居座っていたことが発覚しますが、夜中ベランダに出たり指さしたりはしていないと言います。

ホームレス役は名バイプレイヤーの光石研さん!いろんな役をされてきていますが、つなぎを着る姿は初めてみました(笑)

梓はコップで富岡の部屋の物音を確認して富岡の出勤表を付けて行動を確認しており、パソコンの傍にはジョーカーが飾られているなどちょっと変わった女子の雰囲気。

「手紙の主を知っている」と匂わすホームレスのおっさんに銭湯、散髪もさせ、焼肉をたらふく食べさせる富岡、テレビでは山梨の熊に襲われた人のニュースが。

地元の猟友会の人が、「クマがエサを求めて人間のテリトリーに入ってきておっかねえよなあ。」とインタビューに答える映像を、同じ山梨出身の富岡は見入ります。

ホームレスのおっさんは、「人間は不安に耐えられない、けれどその不安の進行を遅らせる薬がある。それが金だ。」と告げ、軽蔑の眼差しを向ける富岡でした。

孤独、不安、カネ…ストーリのキーワードが沢山出てきていますね…お金を麻薬のように使った結果、今のような状況になっているのかもしれません。

場面が変わって、田舎の家でクマのニュースを横になって見ている男性(淵上泰史)、起き上がり麦茶を注ぐ上半身の衣服は返り血で真っ赤になっています。

テレビを見る、麦茶を注いで飲むという日常的な行動が、返り血から連想させる何か恐ろしい事態の恐怖を増幅させていて、とても恐ろしいシーンでした。

「お前らも、人のテリトリーに足伸ばしてんじゃん。」とつぶやく男。

「ほんとなのよ、ここに40年いるけどクマが出るなんて初めてなのよ。」おばさんがインタビューで答えているのを振り返って見ていたのは何か思う所があったのか…??

酔っぱらって潰れてしまった宿なしのオッサンを梓と共に自宅に運びいれ、自宅へ泊めるなど親切にするのですが、富岡の寝ている間に財布からお金を抜き取りパチンコで使ったり預金が300万あると確認するダメさを発揮。ギャンブル依存症なのでしょうね。

そして富岡の自宅には3通目の同じ怪文書が挟んであり、怯える富岡の耳に悲鳴が聞こえます。

隣の部屋の入り口で梓が部屋に入ってきたセミを怖がりハエ叩きで叩こうとしていたので、「セミには優しく!!」と手を取って辞めさせてにがしてあげ、照れたようにそっけなくお礼を言う梓なのでした。

その夜ホームセンターの屋上でいつものように警備員の仕事をさぼってパンツ一枚で運動をする富岡は、「もっとフレッシュなトモダチをください」と夜空に願います。

一方パチンコで負けたらしいオヤジは、借金の取り立てにつかまってしまいます。

何も知らない富岡が帰宅する途中、大きな車が横に来て窓が開いてメガネに口髭の男性がニヤリと笑いかけてきたので、「なんだあいつ」とそそくさと逃げる富岡。

部屋に入ろうとすると梓が跳び出てきて「富岡さんの家にやばい人達が来てるから行かない方がいい」と止めます。

グラスが部屋で割れる様子のアップのシーンがあったのは、隣から聞こえてきた声に驚いた梓がグラスを割ったという表現だったのでしょうか?

「僕にあんま関わらないでください」と自宅へ帰宅しますが、見知らぬガッツリとタトゥーの入ったいかついお兄さんに「富岡さん、おじゃましてます」と挨拶をされビビる富岡…!

そして部屋の奥ではオヤジの悲鳴が…というラストで第1話が終了しました。

ドラマ『わにとかげぎす』第2話(次回)感想とネタバレはこちら

原作漫画との比較・考察

原作同名漫画では、富田は32歳でしたがドラマ版では38歳を演じた有田哲平さん、うだつの上がら無い感じや、中年太り具合がリアルでしたね。

中学の回想シーンでは、漫画での若き日の富岡少年と、出てきた子役が良く似ていたこと、生理的に嫌いまくる女子たち、クリスチャンで優しい塚本さんがとても良く再現されていたのと、担任の先生の感情的さが良かったです(一歩間違えると例の議員さんになりそうなヒステリックさでしたが!)

「塚本さんはクリスチャンだから人類を愛しているんです!」「クリスチャンじゃなくても人類を愛せるでしょうが!富岡君は人類じゃないんですか?」「無理!」
という、先生と女子のやり取り。

「神なんていねえよ。俺にとっての神は俺自身だ」というホームレスのオヤジの言葉から、神様なんていない、誰にも救いようのない世の中の不条理を感じさせます。

ですが、唯一フォークダンスで手をつないでくれた塚本さんのように、良く知らない酔っぱらいのオヤジを介抱してあげていた梓は、この物語での救いとなる存在なのだと思います。

蝉の話をしていたラジオの声はクリープハイプの尾崎世界観さんでしょうか?これからもストーリーのキーとなる存在となりそうです。

少し変わった出方、というのがラジオの声だったのでしょうね!

「わにとかげぎす」は、深海生物の種類の一つで、自ら発光することで、捕食されないようにしたり敵から回避する能力を持っています。

人目につかないところで、トラブルも回避して一人孤独に生きてきた富岡に重ねたようなタイトルですが、地中深く眠っていてやっと出てきては短い命を終える蝉、深海と地中というどちらもアンダーグラウンドな闇の世界を表しているようですね。

ちなみに古谷実さんの漫画『ヒミズ』のヒミズも、トガリネズミモグラ科の哺乳類でこちらも暗いところに住む生き物がタイトルとなっていますね。

ドラマを飾るアンダーグラウンドなヤバ目な人達。

ギャンブル依存症のホームレス、富岡を盗聴している美女、フラフラと挙動不審なパチンコ屋の女店員、それを見つめる謎の青年、反社会的な香りのする借金取りの方々、山梨の血まみれの男など富岡以外は濃すぎるメンツです。

特にパチンコ屋の女店員役で、後にあっち系の方の愛人としても出てくるアーティスト・コムアイさんの演技がすごく良かったです、体の軸がフニャフニャしている感じというか…イッチャッテル感がすごく出ていましたね。

また漫画の初めの方にに出てきたよりもドラマ版では多く梓が登場していましたし、ゴールデンレトリーバーに倒され覆いかぶさるシーンは、漫画ではミニチュアダックスにお漏らしされるというだけだったので、ドキッとするシーンを意図的に作ったのかもしれませんね。

漫画でもあった、シャワーや着替えの途中で出てきちゃったという所も、今までの本田翼さんでは考えられない場面だったので、「深夜ドラマのバッサー」を楽しみたい視聴者の見どころかも?!

古谷実さんの漫画のヒロインは、割とメリハリボディでセクシー&黒髪ロングでフレンドリーだけどシャイで恋愛経験の少ない美女が多いですね。

尾崎世界観さんや、コムアイさん、ラッパーのDOTAMAさん、ACEさんなどの起用から、若者のサブカルチャー好きな視聴者にスポットをあてていると感じるので、草食系男子が多いとされる若い男性層に合わせ、グラビア系の女優さんよりも、モデルで透明感がありあまり演技にクセのない本田翼さんを選んだのではないかと思います。

梓がジョーカーを飾っていたのは梓の初恋がジョーカーだったからなのですが、富岡からジョーカー的な何かを感じていくのでしょうか??

個人的には、ジョーカーは悪でも善でもない、独特な存在だと思います。ババ抜きなどでは嫌われますが、時に助けてくれるカードでもあったり…。

そして小ネタとして、エンディングのクレジットのところのジョーカーの顔が、一枚目は漫画の主人公・富岡で、二枚目は有田哲平さんの顔になっていました!

原作ファンも嬉しい演出ですね。

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手紙の真犯人・原作のネタバレは??(見たくない人は飛ばしてくださいね!)

手紙の真犯人は、原作では好きな女性の部屋を屋上から覗きたいがために警備員の座を奪いたかった高校生の仕業なのですが、その通りで行くとどうやらパチンコ屋の店員(コムアイ)さんがその女性で、見つめていた帽子の青年・雨川(吉村界人)が手紙の送り主となります。

その後、雨川は一緒に警備員として働くことになるのですが…。

第2話の予告では犯人は梓というような感じだったので、ミスリードなのかもしくは原作と変わっている可能性もあるかもしれませんね。

吉村界人さんは、2017年春ドラマ『100万円の女たち』で不良役の演技が光っていらっしゃったので、演技派若手俳優さんとして期待をしています!

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『わにとかげぎす』第2話のあらすじは?

富岡(有田哲平)は、仕事からの帰宅途中、怪しげな義眼の男・島田(DOTAMA)に声をかけられる。

その後、富岡がアパートに帰宅すると、初めてできた友だちのオヤジ(光石研)が取立て屋たち(福山翔大・ACE)に暴行されたあとだった…。

オヤジが多額の借金をし、島田らに命を狙われていると知った富岡は、オヤジに助けを求められる。

そして、その一部始終をのぞき見していた隣人・羽田(本田翼)は富岡の身を案じ…。

公式サイトhttp://www.tbs.co.jp/wanitokagegisu/story/より引用

傷口に塩コショウ?!が痛そうです…!梓が富岡にキス…?というシーンもありますね!!

まとめ

2017年夏の深夜ドラマ『わにとかげぎす』第1話のネタバレありの感想、考察などもご紹介いたしましたが、プロデューサーなど『逃げ恥』『カルテット』などを担当してきたスタッフがいるとのことで、深夜ドラマでもかなり気合が感じられますね。

地域によっては放送日が違ったり、放送されないところもあるようでもったいないなーと思いますが、こんな時に助かるのがオンデマンド放送。

リアルタイム視聴はできませんが、放送後すぐにみられるのでとっても便利ですねー!

また、LINEでも富岡とグループトークができるということなので、友達グループで富岡と会話してみてはいかがでしょうか!!

ドラマ『わにとかげぎす』第2話(次回)感想とネタバレはこちら

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2 件のコメント

  • よりによって出演者の方の名前が間違っています。訂正と謝罪をよろしくお願いします。間違い箇所の指摘はしないのでせめてそれくらいはライターさんご自身で探して頂ければと思います。DRAMAPさん、こんなミスが野放しでがっかりしました…。

    • ご指摘ありがとうございました。

      早速、修正させていただきました。
      大変失礼いたしました。

      今後ともよろしくお願いいたします。

  • コメントお待ちしています!

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