『過保護のカホコ』は親の庇護の元ぬくぬくと育った純粋培養の女の子・根本加穂子(高畑充希/以下、カホコ)が麦野初(竹内涼真)と出会ったことがきっかけで“こんなの初めて”という体験を重ね成長していく物語。
いよいよ最終回まで残り2話となりました。


祖母・初代(三田佳子)は残りわずかな命、そして糸(久保田紗友)の非行問題、衛(佐藤二朗)と環(中島ひろ子)の揺らぐ結婚生活、など深刻な問題が山積していますが、最終回に向けて話が大きく動きそうです。
カホコが最後にどんな成長を見せてくれるのか楽しみですね。
それでは過保護のカホコ9話の感想をネタバレありで紹介していきます!
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ドラマ『過保護のカホコ』9話ネタバレと感想!
初代が倒れたと知らせを受けたカホコたちは病院へ向かいます。
しかし何でも自分勝手に進めようとする泉は治療方針を巡って環や節(西尾まり)と再び喧嘩になってしまいます。
カホコは泉に本気で反対するとはどういうことなのかと尋ねますが、「勘当よ」「どうしても初くんと結婚するなら親子の縁を切ってからにしてね」と言われてしまいます。
泉の本気さにカホコは大きなショックを受けます。
カホコは初に泉から結婚するなら勘当と言われたことを話し、これからどうしよう…と途方に暮れます。
初は初代に意識を取り戻した時に喜んでもらえるように家族の問題を二人で解決し、結婚も許してもらえるように頑張ろうと励まします。

再び病院に向かったカホコは親戚たちに初との結婚を報告しますが、祖父・福士(西岡德馬)は初代のことで自分を責めて泣くばかり、環は離婚することにしたと言い出し、節も糸を勘当したと言い、カホコの結婚を応援してくれるどころか非難されてしまいます。
付きっきりの看病で憔悴した泉はすっかり弱気になっていましたが、カホコは「カホコはバアバが元気になるって信じてる」と励まします。
カホコは衛が離婚届を出そうとしていると聞き、区役所に駆け付けます。
警官という仕事上、色々と辛い現実を目にすることが多い衛はお酒に逃げてしまうという癖をやめられません。
何とか衛に離婚を思い留まらせようとカホコは必死で説得しますが、聞く耳を持ってくれず、結局離婚届を出してしまいます。
そこへ初から着信があり、糸が家を出てチェロを売ろうとしていると聞き、今度は糸のアパートへ駆けつけるカホコ。
カホコは必死で糸を止めようとしますが、彼女もまたカホコの話には耳を貸さず、迎えに来た仲間の車に乗り込んでしまいます。

そこへ糸の父・厚司(夙川アトム)と節が飛び出して車を停めます。
「あんたは今でも奇跡を起こせる子だって信じてるよ。音楽の力でたっくさんの人を幸せにする力を持ってるって」
節は言葉を尽くして語りかけますが、糸は涙を滲ませながらも車で去って行きます。
環たちの離婚も糸の勘当も何も解決できず無力感に襲われるカホコは初にハグして欲しいと頼みますが、そこへタイミング悪くやってきた正高。
根本の実家に行くと、正高の妹・教子(濱田マリ)が先日養護施設に返したばかりの少年・保(横山歩)と公園で遅くまで遊んでいたという見知らぬ少年少女を家に連れ帰っていました。
その光景を見たカホコには何かひらめくものがありました。
「こういう子供たちがさ、気軽に遊びに来れたりとか、勉強したりできる場所ってあるのかな?」
そういう場所があれば子供たちを悪の道や自殺から救ってあげられるかもしれない、と話すカホコ。
教子もカホコと同じことを考えていました。
正高は許可や資格などが大変だと難色を示しますが、すっかりキャラ変した祖父・正興(平泉成)は2階の空きテナントを使えばいいと言い、教子に保育士の資格を取るように勧めます。
教子は本当に自分にできるのかと急に不安に襲われますが、カホコは彼女が愛で詰まった人だから子供たちが付いて来るのだと励まし、初も自分の体験からそれは本当だと口添えします。
その流れで初はカホコと結婚を前提に付き合っていることを根本家の前で報告。
家族の問題が解決された根本家でカホコたちは祝福され、託児所開設に向けて勇んで家族会議が始められたのでした。

翌日、初代はようやく意識を回復しますが、目覚めて最初に言った言葉は「家に帰りたい」でした。
カホコは初代の望みを聞いてあげてほしいと泉に必死で頼みます。
「バアバにとってあの家はジイジとかママとか節ちゃんとか環ちゃんとか、皆との思い出がいっぱい詰まった素ッ晴らしい家なんだよ。もうバアバ人生そのものみたいなもんなんだよ」
泉はカホコを抱き寄せて「分かった」と言ってくれました。

自宅へ戻って来た初代でしたが、相変わらず福士は現実から目を背け、環と節は偉そうな泉に反発しています。
カホコは初代に頼まれて2階から大きな箱を持って来て泉たちに見せます。
その中には3人の娘たちの思い出の品がぎっしり詰まっていました。
「早くバアバの大好きな笑顔見せてあげてよ」
カホコの言葉に我に返った姉妹たちは仲直りし、初代の枕元で思い出の品を囲みながら思い出話に花を咲かせます。
目を覚ました初代は環と節に謝り、泉にも語りかけます。
「あんたには一番厳しく当たったから。その反動でカホコのこと愛しすぎたんじゃないの?大事なのはその愛に自由があるかどうかよ。カホコから考えることを奪わないで、泉」
並木家を訪れた初は、初代に自分の描いたカホコたちの家族の絵を見せます。
「俺、カホコさんのお陰で自分が何を描きたいのか分かったんです。これからは人間が必死に生きている姿とか大切な人を愛する姿を描いていきたいと思ってます」
初代はその絵の中に初がいないことを指摘し、「初くん、うちの家族になってカホコのこと守ってあげてね」と語りかけます。
泉に結婚するなら勘当だと言われたとカホコが話すと、初代は自分は親に勘当されてその死に目にあえなかったことだけが心残りだから駆け落ちはしないようにと話します。
そして自分が姑から貰った指輪をカホコに貰って欲しいと言います。
「カホコ、これからはあなたがこの家と家族を守ってちょうだい。カホコなら大丈夫よ。誰よりも一番うちの家族のこと愛してるじゃない」
「カホコ、皆のこと頼んだわよ」
初代の手をしっかり握り締め、「分かった」と頷くカホコ。
「バアバ、大好きだよ」
初代はカホコに全てを託すと安らかに息を引き取りました。

「私、こんなの初めて」
並木家から初のアトリエ部屋にやってきたカホコは話します。
「大切な人がいなくなるとこんなに身体の力が抜けてっちゃうんだなと思って。目とか耳とか身体全部の感覚がどんどんなくなっていっちゃうみたいで、こんなんじゃ当分結婚のことなんて考えられないよ。バアバが言ってたみたいに家族の皆を守っていく自信なんて全然ないし」
悲しみで放心状態になってしまったカホコ。
すると初は突然部屋の電気を消し、カホコを探し始めます。
ここにいる、と言うカホコに初は語りかけます。
「さっきから探してるのは、俺が好きになったお前だよ。バカみたいに元気でいつも明るくて愛する人の為ならいつもこの道まっしぐらなカホコはどこ行っちゃったんだよ」
「家族のことを守るなんてそんな簡単にできるわけないだろ。でも、バアバの大好きだったいつものカホコでいればきっといつか結果は出るって。蒔いた種は明日じゃなくても、一ヶ月か一年後か、いつか絶対花咲かすって信じて頑張ろうよ、二人で。」
「結婚だってこんな時だからこそするべきだと思う。きっと結婚てのはどんな時も愛し合うってことなんだと思う。だから今みたいに最悪の時だからってやめるんじゃなくて、こんな時だからこそ逆にしなきゃいけないんだと思う」
「病める時も健やかなる時も、愛し合うことを誓います」
初の言葉に続いて誓いの言葉を口にするカホコ。
誓いのキスは良いところで邪魔が入ってしまいますが、初の言葉に勇気をもらったカホコは前に進む決意をすることができました。
「結婚しよう、根本カホコさん」
「結婚しよう、麦野初さん」

『過保護のカホコ』第9話は涙なしでは見られませんでしたね…。
これからの家族のことをカホコに託す初代の姿も、仲直りをして母の枕元で言葉を掛ける泉たちの姿も、妻が亡くなった後に「愛してるよ」と生前伝えられなかった言葉を掛ける福士の姿もどれも本当に胸が詰まりました。
そしてカホコは根本の実家で子供たちが自由に遊びに来られる託児所を作ることを思い付きましたね。
このことは彼女の将来にとって大きな意味を持つ出来事になるのではないでしょうか。
初代が亡くなった後、力強く励ます初の姿も印象的でした。
出会ったばかりの頃、自分のバイトを押し付けたりしていつものらりくらりと面倒なことから逃げていた初のこの変化はすごいと思います!
カホコのお陰で母親との辛い別れと確執を乗り越え、これまでの卑屈な人生と決別した初。
彼女に力をもらった分、ここで自分が支え前に進ませてあげたいという思いを強く感じました。
そして改めて結婚を誓い合う二人。
何度となく出てきたアトリエ棟の一室が荘厳な教会に見えるではありませんか!丸い天窓には十字架まで!
根本の実家の2階にあった空きテナント、そしてこのアトリエ棟の部屋。
ありふれた景色の中に今回につながる伏線があったのだなと思うと鳥肌が立ちました。
ドラマ『過保護のカホコ』第8話(前回)感想とネタバレはこちら
ドラマ『過保護のカホコ』最終回 第10話(前回)感想とネタバレはこちら
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過保護のカホコ9話ネットの反応や感想は?
麦野君の絵、これはダメというばあば。その理由が
初君がいないからダメ
#過保護のカホコ pic.twitter.com/YpkV9sOQZc
— Impressions (@TVMainly) 2017年9月6日
愛の詰まった初の絵は素ッ晴らしかったですね!そしてその絵にダメ出ししたバアバの理由も泣けました…(涙)
やべええええええええええええ
えええええええええ#過保護のカホコ#過保護のカホコリピートアフターミー pic.twitter.com/rTjiQupTTD— 夏ドラマが楽しいりそでそ (@rinarinadrama) 2017年9月6日
今週も初に悲鳴が止まらない…(笑)傷心のカホコを力強く励まし、再プロポーズする初くんカッコ良かったですね!
「大事なのは、その愛に自由があるかどうか」 ばぁばの言葉は、いつだって愛に溢れてて押しつけがましくなく自由があって、そして真理を突いてる #過保護のカホコ
— 蒼(=ΦωΦ=)華 (@souka_hazymoon) 2017年9月6日
人生の最後に娘たちにこんな言葉を与えられるバアバは本当に素敵です。
「厳しく接し過ぎた反動でカホコを愛しすぎたの?」って台詞めちゃくちゃインパクトある。完全無欠であるかのように描かれてきたばぁばの負い目が「過保護」というドラマの主題に繋がるなんて。#過保護のカホコ#過保護のカホコリピートアフターミー
— りんかく🌏 (@sunsignvvv) 2017年9月6日
泉のカホコに対する過剰な愛は自分のせいだったのではないかと語った初代にハッとさせられましたね。
幼少期「自分は誰からも必要とされていない」と感じて育ったという泉にはこの言葉はとても刺さったのではないかと思います。
麦野って子→麦野くん→彼→はじめさん→はじめくん
ママ、全然受け入れてる( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !#過保護のカホコ
— あおい (@aoi_twenty) 2017年9月6日
私も「初くん」て呼んだところでおや?と思いました(笑)頑なにしか見えない泉の態度にも少しずつ変化が表れていたのですね!
社会人1年生の次の第9話OPのカホコ。これは どう解釈すればいいのでしょう?意味深ですねぇ~ww #過保護のカホコ pic.twitter.com/99euv3SASR
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2017年9月6日
謎ですよねぇ…。次週はいよいよプチプチのドレスから本物のウェディングドレスだと予想しますが、それを前に今回はまっさらな気持ちで生まれ変わる様子を示しているかのようです。
#過保護のカホコ 9話もちろん、涼真くんかっこよかったんだけど、高畑充希ちゃんも黒木瞳さんも三田圭子さんも他の女優陣たちの演技がほんっとにすっばらしかったな…!!昨日みたのに、思い出して泣きそうになる…こんなの初めて!!✨
— もた@竹内 涼真くん専用垢 (@YaneuA_beya) 2017年9月6日
昨夜は号泣して眠れなかった、朝起きてもまだ泣いてる、余韻を引きずってると言う人が多数!カホコの影響すごすぎでは・・・(笑)
ドラマ『過保護のカホコ』見逃し動画を無料で見る方法は?
ドラマ『過保護のカホコ』は放送終了直後からHuluで見逃し動画配信がスタートします。
Huluは2週間のトライアル期間があり、全作品が無料で見放題です。
最近のドラマでは
- 獣になれない私たち
- ブラックスキャンダル
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※紹介している情報は2017年9月時点のものです。配信作品の状況が変わっている可能性もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。
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過保護のカホコ10話あらすじ
2017年9月13日22時から放送のドラマ『過保護のカホコ』最終回(第10話)のあらすじをご紹介します。
カホコ(高畑充希)は、家族を失って辛い時こそ結婚すべきだという初(はじめ)(竹内涼真)の言葉に後押しされ、看病疲れで体調を崩しながらも結婚に反対する泉(いずみ)(黒木瞳)と正高(まさたか)(時任三郎)に、改めて結婚を認めてもらえるよう頑張ると宣言する。
初代(はつよ)(三田佳子)を亡くして落ち込む福士(ふくし)(西岡德馬)を心配したカホコは並木家を訪ねるが、家の中に人の気配は無く、福士は電話で初代に会って来ると言い残す…。
心配したカホコは、警官の衛(まもる)(佐藤二朗)の力を借り、環(たまき)(中島ひろ子)と節(せつ)(西尾まり)に聞いて福士が行きそうな場所を考えるが、思い当たるような場所は無く…。
さらに、離婚したばかりの衛と環は気まずい雰囲気に。
そんな時、騒ぎを聞きつけた泉が二人の思い出が詰まった場所は家しかないと断言。初の力も借りて祖父母の家の中を捜索したカホコは、庭の隅で泣きながら小さくなっている福士を見つける。
初代を幸せにできなかったと自分を責める福士に、カホコは初代から聞いた福士との思い出を話し…。
さらに、ギクシャクした衛と環に、カホコは初の力を借りて「過去を悔やんだり将来を不安に思うより、今の自分たちを信じて生きた方がいい」と説得。
元気を取り戻し、家族写真を撮ろうとする福士だったが、カホコはまだイト(久保田紗友)がいないと話す。
チェロを売り払おうとするイトを待ち伏せしたカホコと初は、チェロを奪って逃走。カホコは、自分がイトのチェロを買って、必要になったらイトにあげると話す。
カホコのお節介ぶりに呆れるイトだが、カホコはどんなに嫌われても自分とイトの家族の糸は切れないのだと言う。
初からも自分の好きなものから離れてはダメだと励まされたイトは、カホコからチェロを受け取る…。
今度こそ泉に結婚の許しを貰いに行こうと話す初だったが、初を連れてカホコが向かったのは根本家。
子供達のための施設を作る準備に追われながらも、借金の問題を解決できていない教子(きょうこ)(濱田マリ)に、カホコは自分の貯金を使って借金を返し、保育士の資格を取ったら一緒に働かせて欲しいと話し、皆を驚かせる。
さらに、カホコの結婚の話を聞いた正興(まさおき)(平泉成)と多枝(たえ)(梅沢昌代)は結婚式をすべきだと張り切りだす。
ついに家族の問題を解決し、泉と正高の許しを得に向かったカホコと初。
一生切れない親子の縁で繋がった母親として、自分以上にカホコを幸せにできるのかと迫る泉に、初が返した答えは…。
そして、結婚式当日。泉の同意を得られないまま、カホコと初の結婚式は始まろうとしていた。
(公式HPより引用)
まとめ
初代の死を経て、一層結婚への思いを強くしたカホコと初。


一筋縄ではいかない泉のことなので、きっと最後も何か仕掛けてきそう…!
そして衛と離婚してしまった環、家を出て行ってしまった糸ら、家族の問題もどのように乗り越えるのでしょうか?
最終回も涙なくしては見られないと思います。
皆様、ハンカチを用意してスタンバイしましょう!
ドラマ『過保護のカホコ』第8話(前回)感想とネタバレはこちら
ドラマ『過保護のカホコ』最終回 第10話(前回)感想とネタバレはこちら
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