窪田正孝さん主演の青春逃亡サスペンスドラマ『僕たちがやりました(僕やり)』。
いよいよ2017年9月19日の放送で最終回を迎えました。
視聴率的にはこれまでの火曜ドラマの中で最も低い数字を叩き出し、伸び悩んでいますが、ネットを中心とした視聴者満足度はかなり高い作品となっています。
それではドラマ『僕たちがやりました』最終話(第10話)のネタバレと感想をご紹介していきます!
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ドラマ『僕たちがやりました』最終話のネタバレと感想
最高の自首を計画し、トビオ(窪田正孝)たちはついに僕たちがやりましたと自白する。しかし、ネット配信を見てパイセン(今野浩喜)の父輪島(古田新太)が激怒!
さすがにパイセンを活かしてはおけぬとのことで、襲撃をさせる。
襲撃を受けボロボロになったトビオたちでしたが、マル(葉山奨之)と伊佐美(間宮祥太朗)は逃げ出す。裏切り者ということですね。
残ったトビオとパイセンは、さらに痛めつけられ窮地に立たされる。
ここから原作と同じく、ショッキングな展開になりました。正直ここはコンプライアンス的にカットされるかと思ったのですが、忠実に再現されました。
パイセンは、輪島のお気に入りの息子であるレイムにナイフを刺し、殺人者となってしまうのです・・・
場面は少し違いますが、セリフはほとんどそのまま再現されたましたね。さすがにここがなければ終盤がつまらなくなってしまいますから。そのままパイセンは駆けつけた警察によって逮捕され、トビオは気づいたら病院にいました。
そこで輪島が手を回し、トビオたちがしてきたことをなかったことにされたのです。命がけの自首も、世界になにも影響をあたえることはできなかったのです・・・
ここまでは原作通り、しかしここから知らない展開が始まりました。
飯室(三浦翔平)になにやら渡す担任教師(水川あさみ)。こんなことをすればあなたも逮捕されますよと言われたということは、ただ事ではないのでしょう。
そして事後学校に通うトビオ。しかしここで事件が発生!屋上に登ったトビオは、爆破事件の真犯人は自分たちだと叫び、お手製爆弾の爆破装置を持って近づくな!と強盗のような行動を取る。
鬼気迫る状況のなか、ついに起爆装置のスイッチを入れるトビオ。しかし爆弾は、窓ガラス一枚割るだけの小規模なものでした。
それは、自分たちがやろうとしたことはこの程度のことだったのに・・・なのにあんな大事件に発展するなんて・・・と心の内を語り始めた。
このシーンは予想できませんでしたね。あの当時トビオはこんなことを思っていたのかと思うと、原作であった空白の時間が埋まっていく気がしました。
テレビで流れ、それを見ていた伊佐美とマルも心を動かされる。
なるほどこうなりましたか!マルと伊佐美は、原作では逃げ出してそのまま、という感じだったのです。悪いことをしたら捕まるんだという描写がないと色々問題になりますからね。必要なシーンではあったと思います。
警察に取り押さえられ、連行されるトビオを呼び止めるのは蓮子(永野芽郁)だった。原作でもあった有名なシーン、「あなたが一生会いたくなくても私は会いたい」と言うのでした。いつまでも待ってる、蓮子はいい子すぎですね。
その後マルも伊佐美も出頭し、原作とは違う展開へ・・・
飯室が担任教師からもらったのは、輪島の顧問弁護士からお金を受け取っていたという証明でした。教師も逮捕されますが、輪島の逮捕にも大きく近づく一手となったのです!
そして時間は流れ、10年後に・・・
トビオはとある企業で働くも、爆破事件のことで周りから煙たがられ、退職を迫られる。
帰宅後に突然電話が鳴り、聞き覚えのある声が・・・
声の主から、会えないかと呼び出され集合場所へと向かう。そこで再開したのは、マルや伊佐美、そして出所したパイセンでした!
原作とはそれぞれのキャラクターンの職業が違っていますが、パイセンが芸人になるということは変わっていません。
演じている人も芸人ですしね。殺人を犯しても夢を語るパイセンを見て、トビオはこれからも生きていく意味を少しだけ見出す。
パイセンと分かれ、道を歩いていると前から蓮子が歩いてくる。
かつて愛し合った二人だが、蓮子は子供を授かり、トビオと一緒になることはなかったのです。
かつて描いていたそこそこの幸せは手に入らなかったものの、それでも生き続けなきゃと前は向いている様子。
そして彼はまた歩く。罪を背負って。
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ドラマ『僕たちがやりました』ラストシーンの意味は?
ネット上では
- ラストシーンの意味が分からなかった
- 原作マンガのラストも一緒なの?
という声もが多く挙がっていましたので少し踏み込んでいきましょう。
ドラマのラストシーンは死んだはずの市橋が出てきて、ナイフをトビオに渡して、それを自分自身の首に刺すという演出でしたが、あれはもちろんトビオの幻覚です。
蓮子と街中で再開したことがトリガーとなって、あのような幻覚を見たということも考えられますが、10年間折に触れて、あのような幻覚を見ては自分の罪と向き合い、しっかりと生きていくことを決意するということを、トビオは繰り返していると考える方が自然でしょう。
窪田正孝さんの演技力も相まって、非常に暗い、鬱々としたラストのように感じられましたが、自分の犯してしまった罰に向き合い、絶対に許されることは無くても生き続けなくてはいけないという、ある意味ではトビオの生命力と覚悟を描いた、前向きなラストだったとも私は感じました。
ちなみに原作漫画のラストシーンは、描いている本質は同様と捉えられますが、全く違ったものとなっています。
付け加えると10年後のストーリーがドラマよりももっと長く、濃く描かれています。
トビオ、伊佐美、マルの状況もドラマとは違います。
あとは何と言っても、蓮子との再会シーンがドラマとは比べ物にならないくらい、喜怒哀楽のどの感情でも表現し難い、素晴らしい描写となっているので、本当にオススメです!
ちなみにU-NEXTという動画&電子書籍配信サイトでは『僕たちがやりました』原作コミックを1冊無料で読むことが出来ますのでこの機会にいかがでしょうか?
ラストカットもドラマ以上に分かりづらい表現となっていますが、漫画家・荒木光先生の表現力が凝縮されたカットとなっているので、是非読んでいただきたいです!
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ドラマ『僕たちがやりました』最終話に対するネットの反応は?
ドラマ『僕たちがやりました(僕やり)』最終話を見た方々の反応をご紹介していきましょう。
#僕たちがやりました
ドラマは多少裁かれたけど仕事クビになるし嫁もいないが生き続けると決める。原作は裁かれないが仕事には就けるし、嫁と子供もできる、けどぐちゃぐちゃのまま。
どっちのがええんやろなトビオ
— K2@We Are 315!!! (@k2_cc) 2017年9月19日
トビオの扱いがかなり違いましたね!
どっちもどっちですが、1人ではない分、個人的には後者の方がまだ救われている気がしますね。
パイセン、10人爆殺して、親から愛を受けていなかったことを知って、一人刺殺して、10年服役して、芸人目指してキングオブコメディ高橋として生きるも、相方が下着泥棒として逮捕されて夢が潰かけるも、今度は役者として売れるとか波乱万丈すぎだろ #僕たちがやりました
— ほんどぼー (@hondobo) 2017年9月19日
パイセンもすごい壮絶な人生です。
演じている本人もなかなかの人生を歩んでいますが、彼以外にパイセン役がハマる方はいなかったかもしれませんね。
トビオ→真摯に向き合ってシケた人生を送って幻覚見て一生苦しむ 伊佐美→逃げはしたが、そこそこの人生送りながら別のやり方で償い続ける マル→逃げて逃げて、金にまみれながらクズ道をひたすら突き進む パイセン→変わらずアホ こんな感じですかね? #僕たちがやりました
— 蒼(=ΦωΦ=)華 (@souka_hazymoon) 2017年9月19日
マルは原作では詐欺まがいの商売を始めて大儲けしていますよ!
賢いかもしれませんが友達にはなりたくないですね…(苦笑)
ドラマ『僕たちがやりました(僕やり)』見逃し動画を無料かつ安全に見る方法は?
『僕たちがやりました』は地上波放送後、全話フジテレビオンデマンド(FOD)で配信されています。
1点注意点としては、『僕たちがやりました』はフジテレビ系列での放送なのですが、制作は関連放送局である関西テレビが担当しています。
2017年放送のドラマだと『嘘の戦争』『CRISIS』がそうですね。
関西テレビ制作のドラマは、FODで配信されるものの、通常の見放題プランでは見られないというパターンになっており、2017夏ドラマ『僕たちがやりました』もそのような扱いになっています。
そのため、『僕たちがやりました』の見逃し動画配信を無料で見る方法は基本無いのですが、U-NEXTを利用すれば見逃した回を無料で見ることが出来ます!
U-NEXTは31日間無料お試し期間があり、さらに登録時にレンタルに使うことが出来る600ポイントをもらうことができます。
『僕たちがやりました』はポイントレンタル配信されているので、
登録時にもらえる600ポイントを使えば無料で『僕たちがやりました』の見逃した回を見ることが出来ます!
31日間の無料お試し期間でも、通常の会員と同様のサービスを受けることが出来るので、見放題扱いになっているドラマや映画、さらには雑誌が無料で読み放題となるのはうれしいポイントですね!
無料登録期間に解約をすれば料金は一切かかりませんので、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
U-NEXT31日間無料お試しはこちら
ちなみにFODも31日間の無料期間があり、『コード・ブルー』を筆頭に2017年夏ドラマが無料で見放題、さらには映画や雑誌なども無料で見られるので、こちらも試してみる価値はありますよ!
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※紹介している情報は2017年9月時点のものです。配信作品の状況が変わっている可能性もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。
まとめ
原作の再現度が非常に高く、原作ファンとしても非常に満足度の高い作品に仕上がっていたので、『僕たちがやりました』の実写化は大成功だったと思います。
ただ、10年後のストーリーに関しては、放送時間の兼ね合いやストーリーとしての魅せ方がドラマでは難しいこともあり、さらっと触れた程度になってしまったのは少し残念でした。
原作ではトビオにも別の相手がいて、そこそこの幸せを手に入れるのですが、ドラマでは一人で寂しく生きているというのも少し寂しい感じがしましたね。
罪を犯す重さを感じさせ、教訓としては有効なラスト・結末だったと言えますが…
何はともあれ、3ヶ月間、楽しませていただきました!
なお、2017年10月〜12月の同枠は井上真央さん主演のドラマ『明日の約束』が放送されます。
DRAMAPでは全話のネタバレや感想を『僕たちがやりました』同様お届けしていきますので、是非引き続きご覧ください!
明日の約束キャスト一覧。原作や脚本情報も【2017秋ドラマ】
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