リバース小説ネタバレとラスト結末!原作の真犯人と事件の真相は?

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  • この記事を書いた人:Ryota

2017年春ドラマ『リバース』の原作小説ネタバレとラスト結末をご紹介しています!

湊かなえさん原作『リバース』第一章から第六章にあたる終章まで、全部で6つの章から成り立っています。

こちらの記事では第三章から終章までをご紹介しています。

『リバース』の序盤あらすじにあたる第一章と第二章を読みたい方は以下の記事をご覧ください。

また、こちらの記事は非常に長くなっていますので、「とにかくリバースの結末を分かりやすく知りたい!」という方は以下の記事がおすすめです。

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『リバース』原作小説 第三章あらすじネタバレ

クローバー・コーヒーには今日で9日間顔を出していません。あの事故の件を美穂子に打ち明けて以来でした。

もう前のような生活は出来ないのではないかと思っていた深瀬でしたが、翌日も、その翌日も変わらない日々を送り、今日もこうしていつも通り出社していました。

美穂子なら理解してくれると思っていましたが、現実はそうではありませんでした。深瀬のしたことは「無罪って言わないと思う…」。それが美穂子の答えでした。

なぜなら、お酒を飲んでいたことも、運転に不慣れなことも、天候が悪く走りにくい道だってことも、全部わかって送り出したのだから。

それでも深瀬としては人殺し呼ばわりされる筋合いはないと思っていました。しかし、ビールを飲んだこと以外は全部警察や広沢の両親に話したという深瀬の言葉に、隠してるのは罪がある証拠だと非難されました。

深瀬の中に込み上げてきたのは「お前に何が分かる」という怒りの感情でした。何食わぬ顔で広沢の両親に話したとでも思っているのかと言いたい気持ちでいっぱいだったのです。

去り際に美穂子はごめんねと謝ってきました。カズくんの欲しい言葉を返してあげられなくてと。

それ以来クローバー・コーヒーに行けなくなったのは、奥さんに全てを見透かされそうで、何かあったのと聞かれても何と答えていいのやら分からなかったのです。

そんな思いに耽っていると、楢崎高校から注文があったと呼び出された深瀬。もしかして浅見にも手紙が?ということがふと頭をよぎりました。

注文してきたのが浅見ではなく木田だと分かって少しホッとした深瀬は、一体誰が何の目的で手紙を送ったのかと考えながら車を走らせていました。

到着するとすぐに木田がやってきて、印刷室へ持っていってくれと頼んできました。すると室内に入ってすぐに木田が身を近づけてきて、「浅見先生から、あのことはもう聞いてます?」と切り出します。

どうやら悪質なイタズラがあったんだそうで、浅見の車のフロントガラス全体を覆うように「浅見康介は人殺しだ」という白い紙が大量に貼りつけられていたのだとか。

おまけにねと木田が話を続けます。その紙の上からお酒(おそらくビール)が掛けられていたようなのです。

浅見が片付けていた所に木田が出くわし、彼女が証拠にということで浅見に内緒で写真を撮ったということで、それを見せてもらった深瀬。

同僚はみんな警察に届けるべきと言っているが、浅見は単なるイタズラだからと意に介していないようですが、木田によると、すでに犯人は解っているけどそれをかばっているような感じに見えるというのです。

それを聞いて「誰ですか!」と思わず声を張り上げてしまった深瀬。なんでも生徒の中に飲酒で停学と県大会出場停止になった子がいて、それを発見し、なおかつ処分を決定したのが浅見なんだとか。

それに対する報復ではないかと睨んでいる様子だったというのです。

浅見に会うことなく楢崎高校を出た深瀬の下に、ある人からメールが届きます。送り主は村井でした。会って話したいことがあるというのです。

即座にあいつにもアレが届いたんだなと確信した深瀬。しかし、疑問だったのは何故自分なのかということでした。

村井が招集するなら、普通は全員かもしくは深瀬以外の2人にするはず。もしかして犯人として疑われているのかもしれないと思った深瀬は、誤解なら解かねばならないと彼と会うことにしました。

村井に指定されたのは普段使わない沿線の個室の居酒屋。店に到着すると村井がすでに来ていて、彼もこの店は初めてのようでした。

挨拶もそこそこに早速「アレが届いたんだろ?」と村井が切り出します。彼女の職場に届いたと告げた深瀬に、まだ俺よりはマシだなと村井。

村井の場合は父親の選挙事務所のガラス窓に貼られていたのだそうで、事務所の人間に対しては気にも留めてないといった雰囲気だった父親でしたが、家に帰るとあれは本当に事故だったんだよなと問い詰められたよう。

そして「誰の仕業だと思う?」訊ねてきた村井。彼はどうやら浅見と谷原のことを疑っているようでした。

浅見の場合は、大学の時の家庭教師のバイトをクビになった後、その後釜に座ったのが広沢でそのことを恨んでいて…と話す村井に「そんなバカなことを」と返す深瀬。

これには同意したようでしたが、谷原の場合は草野球の試合に度々広沢が助っ人として駆り出されていたって聞いたことがあるし、その時に何かあったのかもしれないぞと村井。

これは深瀬には初耳でした。村井は村井でカレー屋に一緒に行くような仲だったようで、自分の知らないところで広沢が他のメンバーと付き合っていたことに胸が痛む思いを感じていたのです。

最後に村井は意味深なことを口にしました。浅見と谷原が事故現場へ到着した時、本当に車は谷底に転落していたのかな、と。

数日後、会社用のコーヒー豆がついに底をつき、込み合う時間帯を狙ってクローバー・コーヒーに行こうかとも考えていた深瀬でしたが、奥さんと対面した時にどうしてもスマートに対応できる自分の姿をイメージできず、結局あきらめて他の店を探すことにしました。

ネットで見つけたコーヒーショップで買い物をしていると、村井からメールが届いていました。この間の店で会えないかというのです。しかし、すぐに返事はせず放置していました。

村井の言葉を反芻しながら帰宅していると、頭の中で事故のことがぐるぐると駆け巡り、村井に返信することを思い出します。

「何かあった?」と送ると、「谷原が線路へ突き落とされた」とすぐに返信がありました。

再びあの居酒屋へ向かった深瀬。到着するとすでに村井と浅見が待っていました。谷原のことを尋ねると命に別状はないのだそう。

浅見が谷原から聞いたところによれば、彼の場合は会社の総務部に匿名という形で手紙が届いたのだとか。大企業ともなるとこういった手紙が届くことは良くあるようで、大した問題にはならなかったようです。

彼が突き落とされたのは日曜日。草野球チームの練習試合の帰りのこと。

午後9時ころに電車で都内のマンションに帰宅するため、ホームで待っていると突然背中に強い衝撃を受け、ホームに転落したのだそう。

しかし、間一髪のところでホームの下の空洞に逃げ込んだことで助かったんだとか。

そのことを谷原から今日聞かされた浅見が村井に連絡したという流れだったんだとか。当の谷原は精神的にショックを受けて、会社も休んでおり、家から一歩も出られないんようでした。

広沢が死んだことで自分たちを憎んでいるのは誰なのかについて話し合う3人。愛媛にいる広沢の親は葬儀や毎年の法事で顔を合わせており、いつも特別なもてなしを受けていました。わざわざ愛媛から出てきてこんなことをするとはどうしても考えられません。

となると、友人か彼女か、何故今更なのかなどと話していても全く埒があきませんでした。もしかしたら谷原が何か目撃しているかもということで、3人で会いに行くことにしました。

居酒屋からちょうど1時間程かかって谷原のマンションへと到着した一行。しかし谷原よると突き落とされた時に知った顔は無かったとのこと。

草野球のマネージャーの女の子と一緒にいたので、周りに知り合いがいないか確かめすらしたというのです。

話題は広沢の彼女についてでした。そんな人いたかと誰も知らない様子。葬儀の場でもそれっぽい子はいなかったと皆が同意しました。

葬儀の時は地元に居なくて知らなかったのかもしれないなどと憶測が飛び交いましたが、結局答えが出ることはありませんでした。

そんな中で深瀬はある申し出をしました。犯人捜しを自分にやらせてくれないかと申し出たのです。

これまで親友だと思っていた広沢のことを情けないほど知らなかったことを痛感させられたことで、彼の人生をリバースして(遡って)いきたいと思ったのです。

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『リバース』原作小説 第四章あらすじネタバレ

家にあったノートを取り出し、深瀬の頭に思い浮かんだのは入社試験のこと。「わたしは○○です」という文章を100個書けというものでした。

「広沢は引っ越しのバイトをしていた」
「広沢は家庭教師のバイトをしていた」
「広沢はカレーが好きだった」

このノートを広沢のことでいっぱいにすれば、もしかしたら広沢の本当の姿が浮かび上がってくるかもしれない考えたのです。

そのためには彼にゆかりのある人たちに会って話を聞かなくてはと、深瀬は一路広沢の故郷である愛媛へと向かいました。

飛行機で松山空港まで行き、法事の時に泊まったビジネスホテルに荷物を預け、広沢の実家へと向かった深瀬。

事前に広沢の母親には電話で「用事で四国まで来たから墓参りをしたい」旨を伝えてあり、楽しみに待っているとの返事をもらっていました。

家に着き、仏壇に線香をあげた後、父親と2人で墓参りへと向かいました。父親は深瀬の仕事のことも覚えていてくれたようで、そのことについて軽く話すと、父親が由樹は卒業したら外国に旅に出たいなんて言ってたなと思い出したようでした。

深瀬にとっては初耳でしたがその言葉を飲み込み、父親に続けさせます。どうやら強硬に反対したようで、そのことを後悔しているようでした。もっとちゃんと話を聞いてやればよかったなと。

その思いは深瀬も同じでした。それをきっかけに、広沢が仲良くしてた地元の友達を教えてくれませんかと切り出します。

初めて出来た親友なのに、彼のことを思い返そうとすればするほど、本当は何も知らなかったんだということに気付かされたという思いを父親にぶつけます。

すると父親が、一番楽しかった出来事はなんだったかと問いかけてきました。

くだらないことかもしれないけど、2人でコーヒーを飲むことだったと答えた深瀬。ミカンの蜂蜜をコーヒーに入れてみないかと提案した話を父親に聞かせました。

すると、「君のことだったのか」と父親の頬が緩みました。そのことを話していたというのです。父親としてはコーヒーを飲むくらいだから女の子かなと思っていたのだそうですが。

そして、家に帰ったら友達の連絡先を教えてあげようと言ってくれました。どうやら試されていて、それにパスしたようだと感じた深瀬。礼を言って、2人で家へと戻りました。

その日の夕方、深瀬は市民グラウンドを訪れていました。地元の少年野球チームのコーチをしている広沢の幼馴染の松永陽一に会いに来たのです。

父親から話は聞いていたようでしたが、改めて広沢のことを知りたいのだと伝えた深瀬。追悼文集みたいなものでも作るの?と聞いてきたので、それは話を聞くのにいい口実だと思った深瀬は「実はそうなんだ」と答えました。

松永と広沢が“サニーズ”という地元の少年野球チームに入ったのは小学校4年生の時。

周りの男子はみなサッカーに熱中していたものの、父親がコーチをしていて、兄もチームに所属していたことで選択の余地のなかった松永は、広沢を誘うことにしました。

彼なら断らないと思ったのだとか。案の定、二つ返事で承諾してくれました。そして初めての公式試合で広沢は大活躍したそうです。

当時から身体が大きかったという広沢。打つ方も投げる方もすごかったと松永は言いました。陸上競技やソフトボール投げも地方大会に出るほどの実力だったんだとか。

その後中学に上がると、松永はサッカー部へ、広沢は野球部へ入ったそう。その広沢は高校では野球部が人数も足りないような弱小だったのでバレー部へ入ったとのこと。

別れ際に松永が、広沢と同じ高校に行ってた奴何人かに連絡して段取りをつけてくれるということだったので、本音としては一対一で話したかったもののその言葉に甘えることにしました。

夕飯は広沢家でごちそうになることになっており、手土産にワインを購入して向かった深瀬。蕎麦をふるまってもらい、松永とこういう話をしてきましたと2人に報告しました。

するっとその席で母親が妙なことを口にしました。少し前に、広沢の高校時代の友人という人から電話があって、手紙を送りたいから大学のゼミの友人の連絡先を教えて欲しいという内容だったとか。

深瀬はこう思っていました。その電話の主こそ犯人なのではないかということを。

その電話はどんな人からでしたかと深瀬が尋ねると、古川という名前(フルネームは名乗らなかった)の男で広沢とは高校三年間同じクラスだったと言っていたと母親。

高校時代の友人には一人も会ったことはないという母親に、卒業アルバムはありませんかと尋ねた深瀬。しかし、母親によると実家でも下宿先でも探したが見つからなかったんだそう。

その後、松永から連絡が行ったのか、見知らぬ人(文面からして女性のよう)からメールが届き明日二人で会ってくれるとのことでした。返信のメッセージに待ち合わせの時間と場所に「良かったら卒業アルバムを持ってきてください」と追記し、返信しました。

翌日、ビジネスホテル“なぎさ”の1階ロビーで待っていると、昨日連絡をもらった上田麻友と吉梅あおいに声を掛けられました。

自己紹介をし、広沢とは小学校から高校までずっと同じだったいう麻友から話してとあおいに切り出されます。

とはいえ、松永以上には話すこともないのだと困っている様子でしたが、やがてポツリポツリと話し始めた麻友。勉強も出来たし、スポーツも出来た…あとは優しいことかな、と。

小学校の時にある気弱な男子を無視しようとリーダー格の男が提案したことがあったようで、みな自分に矛先が向くのを恐れて大人しく従がっていたようでしたが、広沢だけは普通に声を掛けていたのだというのです。

その後、裏切者と掴みかかられてたようでしたが、身体が大きいからか相手も怯んで、それ以上のことには発展しなかったんだとか。

あおいの方は正義感が強いタイプなようで、こんな話をしてきました。広沢と一緒のクラスだったのは高校一年生の時。2学期に入ってイジメが起きました。

中学時代は全く目立っていなかった男子生徒が文化祭などを機に周囲から注目を集めるようになり、それを快く思っていなかった同じ中学出身の男子生徒がちょっかいを出し始めたのだとか。

最初は遠巻きに見ていたあおいでしたが、ある時その子の目の前で親の離婚をからかうような真似を見せつけられ、思わず「中学時代が全盛期だったからって八つ当たりすんな」と言ってしまったのだそう。

すると思い切り机を蹴飛ばされたというあおい。誰も助けてくれず、泣きそうになっていたとところに現れたのが広沢でした。

彼がしたのはやめろと言った訳でも、壁となって立ちはだかったわけでもない。ただただ倒れた椅子を直してくれ、散らばった教科書をを拾って机に置いたのだと。

深瀬にはその姿が容易に思い浮かべることが出来ました。だからあの時ビールを飲み、だからあの時村井を迎えに行くことを引き受けた…。

あおいの話はまだ終わりませんでした。その後広沢と連絡先を交換し、時々電話で話すような間柄にまでなった二人。

しかし交際にまでは至らなかったんだとか。あおいにとって広沢という存在は自分と同じ色しているんだと思っていたようでしたが、彼女に言わせれば色が違ったんだとか。

広沢は透明なんだとあおい。どんな色も受け入れてくれるから自分と同じ色だと勘違いしてしまうんだと。

その後、いくらか話した後卒業アルバムを受け取って2人とは別れました。

もうこのまま帰ってしまおうかと思っていた深瀬でしたが、次に約束していた時間まで間もないことに気付き、体がすでに目的地へと向かっていました。

中華料理店で待ち合わせをしていたのは、広沢が高校時代所属していたバレー部のキャプテン岡本翔真。

彼が最初に言ったのは、お葬式の時に広沢の大学の時の友人があいつらだって教えてもらって良かったということでした。

そこそこかっこいいし、シュッとしてて、そういう奴らと一緒にいれるようになったんだなと思ったのだとか。

高校時代から広沢は人が良いからか、地味で目立たない奴に近寄ってこられると、突き放せないような奴だったからというのです。実際にそういう奴がいたと岡本。

名前を聞いてもいいかなと深瀬が尋ねると、“古川大志”だと教えてくれました。

でもそいつは今地元にはいないと岡本。大学まで広沢を追っかけてといったのだそう。連絡先は分からないが知り合いに聞いてみると岡本は言ってくれました。

それから彼が岡本から連絡を受けたのは、松山空港に着いてからでした。しかし、古川に会う前に会わなけらば行けない人を卒業アルバムの中に見つけてしまっていたのでした。

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『リバース』原作小説 第五章あらすじネタバレ

卒業アルバムで見つけた人物について思いを巡らせていた深瀬。しかしやはりその前に古川に会うべきだと考え直します。何せゼミの仲間の連絡先を知るために広沢の実家にまで電話を掛けた人物なのです。

自宅に戻った深瀬が、岡本に教えてもらった古川の番号に電話を掛けてみると、見知らぬ番号からかかってきたような対応とは思えない様子で「用件は?」と訊ねてきました。

一度会って話したいと深瀬が申し出ると、自分もそうしたいと思っていたと古川。彼はそっちの会社に行ってもいいけどと続けます。ニシダ事務機だっけと。

思わず口の出しそうになった「なんで」という言葉をグッと飲み込み、動揺していることを何とか悟られないようにした深瀬。

この間コーヒー豆を買った場所(喫茶コーナーもある)で待ち合わせることにしました。

深瀬がその場所に到着すると居心地悪そうに座っている古川の姿がありました。その顔は卒業アルバムのものとほぼ変わっていません。

2人の間に流れるぎこちない時間を切り裂くように古川が切り出します。「自分だけが広沢の親友だとでも思っていたんじゃない?」と。

その言葉に思わずカッと身体が熱くなった深瀬。そんなこと言われる筋合いはないと口に出したいところでしたが、訳が分からないといった風に首をかしげます。

古川は深瀬が過ごしてきた学生時代の鬱屈した様子を見事に表現して見せました。彼は深瀬のことを話しているようで、実は自分自身のことを話しているようにも思える話しぶりでした。

「広沢と会った時、やっと会えたって思わなかった?」といった古川の言葉に思わず頷いてしまった深瀬。彼の言っていることが本当に良く理解出来たのです。

古川は広沢と同じ大学に入れなかったものの、ほぼ毎日のように会っていたのだとか、何せ同じアパートに住んでいたのだから。

大学三年生の春、偶然立ち寄ったパン屋である女性に出会ったという古川。それは高校の時の同級生で、かつて広沢が恋していた女性だったのです。

顔を覚えていてくれて、なおかつ声までかけてくれたことが嬉しかった古川は自宅に戻って早速このことを広沢に伝えたそう。

その一か月後、広沢に晩飯を食わないかと誘われた古川。彼の部屋へと赴くと、そこにエプロン姿のパン屋の彼女の姿があったのです。なんでも古川から話を聞いた翌日には連絡先を渡しに店へ行ったのだとか。

広沢と彼女はなぜかデートの時に古川も誘っていたそうで、彼自身三人一緒にいることを彼らも望んでいるんだと思っていました。

しかし、ある時全てが一変しました。それは三人で映画館に行った時のこと。チケット売り場に並んでいると、売店で飲み物を買ってくると広沢が列を離れました。

広沢がいなくなった途端に古川が感じ取っていたのは、周囲からの刺すような視線でした。明らかに不釣り合いな二人に違和感を覚えた周囲の人々が、ひそひそと声を潜めて話していたのでした。

その時古川は気付いたのでした。広沢が自分を誘うのは、彼女と二人きりだと引け目を感じるからだって。

でも広沢と彼女が二人でいても何も違和感などありません。誰も陰口をたたいたり、笑ったりなんてしないのです。広沢と一緒にいることで自分が高い位置にいると感じていただけなんだって。自分だけが勘違いしていたんだって。

だから広沢を解放してやったのだと古川。「お前みたいな偽善者と付き合うのは、もうまっぴらだと」言って二度と会わなかったんだと。

なぜ俺たちの連絡先を聞いたんだと深瀬が訊ねると、広沢の最期の一年が知りたかっただけだと古川は答えました。

手紙のことを聞いても何も知らないようでした。広沢の彼女が“木田瑞希”かと聞いてもけげんな表情を浮かべるだけでした。

深瀬が次に向かったのは楢崎高校。彼が会いたかったのは木田でした。古川の顔を確認するために借りた卒業アルバムに彼女の顔があったのです。

いつもの能天気なキャラクターと今回の事件とはあまり結びつかないなと感じていた深瀬でしたが、彼の前では演技してただけという可能性もあるのです。

古川はあの後、木田が広沢の彼女だということをあっさり否定しました。むしろなんでその名前なんだとあきれた様子ですらありました。

彼は帰り際に言い残した「5組の河辺」を自宅に戻ってから卒業アルバムで確かめると…なんてことだ…と天を仰ぐ深瀬。

とにかく確かめないとと木田の下を訪れたのです。彼女と会うと、深瀬は単刀直入に広沢のことについて切り出しました。

「いいけど、なんで彼のことを知ってるの?」と訝し気な木田。どうやら無駄に情報を広めに来ただけだと早くも深瀬は後悔するのでした。

さらに深瀬は次の場所へと向かいます。それは、谷原所属していた草野球チーム“ボンバーズ”が練習している市民グラウンドでした。

谷原の紹介された池谷博之という人物から広沢についての話を聞きに来たのです。

ひとしきり野球について話した後、池谷が心配そうな顔をして谷原の事故について訊ねてきました。犯人は解っているのか、と。

深瀬が黙って首を横に振ると、「こんなことなら車で帰らせとけば良かった」と池谷が言うのです。

なんでもその日谷原は車でグランドまで来ていたのだそう。試合終わりに居酒屋へ行くと普通にビールを飲んでいたので、てっきり電車で帰るのかと思っていたら車で帰ろうとしていたのでみなで引き留めたのだとか。

全く懲りてない広沢に怒りをたぎらせる深瀬。なぜ車で来ていたのかと池谷に聞くと、マネージャーの子を送ってあげようとしていたらしいのです。

彼女の説得でようやく電車で帰ることになったと知った深瀬は、その人の連絡先を知りませんかと池谷に訊ねましたが、誰も知らないのだとか。

思い当たることがあった深瀬が卒業アルバムを池谷に見せ、この中にそのマネージャーの子はいるかと確かめてもらいました。

「いた!」池谷が止まった指先の顔写真を見て、深瀬は思わず両手で顔を覆いました。

久しぶりに足を踏み入れたクローバー・コーヒー。深瀬はいつもの一番奥の席に腰をかけ、ある待っていました。

その人にはこんなメールを送っていました。「俺はただ広沢由樹という人間がどんな人間か知りたかっただけだ」と。

この場所へとやってきた美穂子に。広沢の恋人に。

彼女に広沢のことがびっしりと書かれたノートを見せた深瀬。そして、自分の気持ちをさらけ出し、ここで会ったのは偶然じゃないよねと彼女に問いかけます。

その問いに小さく頷いた美穂子。真相を話し始めました。

大学4年になる前から少しずつ広沢との関係がぎこちなくなっていったと美穂子。真面目な広沢のことだから、最初に付き合った子と一緒にならなきゃいけないといった感じがどことなくあったのだそう。

自分もいつか彼と結婚することにあんるんだろうなって思っていたある日、突然外国に旅に出たいって言いだした広沢。

美穂子が思っていたのは、この人は隣には置いてくれるけど、中には入れてくれないんだということでした。

親の離婚の原因が父親が働かなくなったことだから、就職しないイコール結婚しないという考えだった美穂子は、就職しないなら別れると告げたのだそう。

すると「ごめん」と謝って来た広沢。しかし、それ以来普通に話していても本心は言ってくれてない気がして、外国に行かれるより遠くに感じていたと美穂子は言いました。

深瀬にはその気持ちが良く分かりました。そして美穂子がしたかったのは、自分と同じように、唯々広沢のことが知りたかっただけだということも。

美穂子が最初に接触したのは浅見でした。広沢が時々ゼミ仲間の話をしていたことから、浅見が教師を目指していたことを知っていたのです。

新聞で採用情報を調べ、楢崎高校に勤めていることを突き止めた美穂子は広沢のことを知りたいと手紙を書いたところすぐに返信があり会うことになったそう。

彼は本当に反省しているようで、あの事故以来一滴も酒を飲んでいないと告げられたのだとか。

美穂子はその後他のメンバーにも接触しました。偶然を装ったさりげない形で会った方が、より自然な広沢の姿を知ることが出来ると思い、こうして今深瀬の目の前に座っているのです。

全員と付き合ったのかと深瀬。「違う!」と声を荒げた美穂子。

誰とも付き合う気はなかったし、みんな気さくな人で広沢が最後に過ごせたのがこの人たちで良かったのかもと思っていたようでした。

もう踏ん切りをつけて地元に帰ろうと思っていたけど、一人だけ一緒にいたいと思った人がいたから、ここに残り、深瀬の近くのアパートに越してきたのです。

あなたは広沢にとって特別な友達だったからと深瀬に告げた美穂子。

グリムパンに届いた手紙は、美穂子を気に入っていたストーカーの客からの嫌がらせでした。しかし、それによって深瀬が真実を話してしまったことで全てが動き出したのです。

許せなかったと美穂子。特に谷原は全く懲りてなかったと。だからあの日線路に突き落としたんだと。でも自分がしたことを美穂子は後悔しているようでした。

深瀬は彼女にこう告げました。広沢の両親に全て打ち明けようと思う、と。

傷付けてしまわないかなと美穂子は不安そうでした。しかし深瀬は、広沢ならどうするだろうか、広沢由樹ならどうして欲しいと思うだろうかということが大切だと思うようになっていました。

彼はその答えを求めるようにノートに手を伸ばし、まずはこのノートをいっぱいにすると美穂子に宣言します。そうすれば自ずと答えが出てくる気がすると。

わたしも一緒に書かせてと美穂子。もちろんと答えた深瀬は、彼女の手を固く握りしめるのでした。

『リバース』原作小説 終章あらすじネタバレ

コーヒーを淹れてもらおうと、クローバー・コーヒーの奥さんに頼みに行った深瀬。彼が戻ると美穂子が早速ノートに書き込んでいました。

そういえばと思い出しように、「広沢由樹は蕎麦が食べられない」と書いた美穂子。

それを見た深瀬は驚きました。美穂子によるとアレルギーがあるんだそう。あの時一人でカレーを食べに行ったのにはそういう訳があったのかと納得しました。

そして出来上がったコーヒーを楽しんでいると、二杯目はこれを楽しんでと奥さんが色々な種類の蜂蜜を用意してくれました。

コーヒーに蜂蜜を淹れることをご主人が気に入って全国から取り寄せたんだそう。マスターのおすすめを聞いた深瀬。

差し出された蜂蜜を舐めてみると、初めての味ではありませんでした。斑丘高原の道の駅で買った蜂蜜と同じ味だったのです。

奥さんがこれは蕎麦の蜂蜜なのと教えてくれました。しかし、その言葉は深瀬に衝撃を与えます。

あの時…。広沢が村井を迎えに行く時…。

渡したコーヒーにたっぷりと蜂蜜を入れた…。甘いものが好きな広沢のために…蕎麦の蜂蜜を…。

「広沢を殺したのは、… 俺だったのか」

まとめ

『リバース』原作小説ネタバレはいかがでしたか?

少し分かりにくい部分もありましたので、以下の記事に解説と感想をまとめました。

是非、ご覧ください!

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