貴族探偵の原作小説ネタバレと感想!月9ドラマ最終回はどうなる?

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  • この記事を書いた人:Ryota

2017年春の月9ドラマ『貴族探偵』の原作小説(麻耶雄嵩/まやゆたか・著)ネタバレと感想を全5話すべてまとめました!

ドラマを見る前にネタバレをチェックして、より深くドラマ『貴族探偵』を理解するも良し!

ドラマを見た後に原作との違いをチェックするも良し!

ごゆっくりと『貴族探偵』のネタバレをお楽しみください!

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『貴族探偵』原作小説 第1話「ウィーンの森の物語」ネタバレ

ネタバレを読む前に『貴族探偵』原作小説のあらすじをチェックしたい方は以下の記事をどうぞ!

『貴族探偵』原作小説の全話あらすじはこちら

第2の被害者

竹之内刑事と共に捜査に当たる執事の山本。とうの貴族探偵の方は一人リビングでくつろぎながら、江梨子を口説いていました。

そこへある一報が入ります。なんと真佐子が自宅マンションで遺体となって発見されたのです。鉄パイプらしきもので撲殺されたようで、死亡推定時刻は4時~6時。

真佐子の死について忠仁と話す正津。忠仁は犯人は光恵に違いないと思っていました。なぜなら彼は真佐子が都倉の子を身籠っていたことを知っていたからです。

しかし、警察は自分を疑っているんだと忠仁。光恵がスペアキーを持っているため、わざわざ密室の状態にする必要があったのは自分か江梨子しかいないんだと。

彼は正津のことは全く疑ってはいませんでした。しかしそんな正津に対し、竹之内刑事がある質問を浴びせます。

それは、「光恵のバッグに触れたことはあるか?」というものでした。記憶にない正津はとっさに否定します。

どうやら彼女のバッグのバックル部分から正津の指紋が発見されたのだとか。返答に窮する正津に竹之内刑事が詰め寄っていたその時でした!

「みなさん。謎は全て解けました」

貴族探偵がそう端を発すると、皆をリビングに集めます。

推理

集まった一同の前で推理を披露するのは山本でした。ろくに捜査もせず、全てを山本に任せている貴族探偵に混乱するばかりの正津。

労働は家人に任せるものだという貴族探偵は、前置きから話し始めていた山本にもったいつけず早く犯人の名前を指摘しろと促します。

「御意に…犯人は都倉光恵様でございます」

否定する光恵を尻目に、犯行のいきさつを説明する山本。それは昨晩の諍いの場面からもう始まっていたのです。

そもそも真佐子と同じバッグを持ってきたのも計画の一つでした。言い争っている最中にバッグをすり替え、彼女を帰宅するまで追い込むことが目的だったのです。

密室での自殺というのが当初の計画だった光恵は、スペアキーの入ったバッグが遠く離れた真佐子の自宅にあれば、自分は容疑者から外れると考えていました。

しかし、糸が切れたことでその計画を変更せざるを得なくなったのです。針に糸を通した時に先端を舐めてしまったことで、唾液からDNAが採取されるのではと恐れた光恵は、スペアキーを取り戻すべく、真佐子の下へ向かいます。

江梨子が夜中に聞いた音は彼女が出発した時のものだったのです。そして真佐子を殺し、スペアキーを手に戻ってきた光恵は、糸を回収し、改めて糸を付け直しました。

今度の彼女の計画は、鍵を持っている自分がわざわざ密室工作などするわけがないと思い込ませることでした。

しかし、なぜ山本は改めて付け直した糸に気付いたのでしょうか?

それは、彼があることを発見したからです。もし回収途中に糸が切れたのならどちらか一方が必ずほつれているはず。しかし、見つかった糸は両端がきれいに切れていた…。この矛盾に山本は気付いたのです。

それに対して証拠がないとヒステリックに叫ぶ光恵。

山本は動じません。証拠ならありますと答えました。それは、光恵のバッグに付着した正津の指紋でした。

光恵は、バッグを入れ替えた時に真佐子の指紋を拭き取ったものの、どうやらバックルだけは忘れたようで、そこに正津の指紋が残っていたのです。

その言葉を聞いてハッと正津は思い出しました。光恵に投げつけられたバッグを拾って真佐子に手渡したということを。

もう逃げられないと観念したのか、崩れ落ち、すすり泣く光恵。

事件が解決し、山本の運転するロールスロイスに口説いていた江梨子をエスコートしながら乗り込んでいく貴族探偵。

そんな探偵にどうしても訊ねたかったことをぶつける正津。「あなたは本当に探偵なのですか?」という疑問を。

貴族探偵はこう答えました。「山本は私の所有物にすぎないよ」と。

そして彼らは森の中へと去っていきました。

『貴族探偵』原作小説 第1話「ウィーンの森の物語」感想

記念すべき貴族探偵の初登場となる第一話ですが、やはり何といっても貴族探偵のキャラクターの面白さが光っています。

一切面倒なことはしないで、捜査は全て執事の山本任せ。当の本人はリビングでくつろぎながらコーヒーを嗜んで、しかも容疑者でもある江梨子を口説く始末。

態度は横柄だし、いきなり来た貴族探偵を竹之内刑事が追い返そうとすると、お偉いさんに告げ口して、強引に捜査に参加したりとやりたい放題。

正津が「ホントに探偵なの?」と疑いたくなるのも分かりますよね。執事の山本の方が実は名探偵なんじゃないかと思ってしまいますが、本当は裏で色々動いてたりとかがあるのかどうか…。

この名前すらも不明な貴族探偵の人物像がまだまだ見えてこない第一話でしたが、これから少しずつ明らかになっていくことがあるのでしょうか?

乞うご期待です!

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『貴族探偵』原作小説 第2話「トリッチ・トラッチ・ポルカ」ネタバレ

ネタバレを読む前に『貴族探偵』原作小説のあらすじをチェックしたい方は以下の記事をどうぞ!

『貴族探偵』原作小説の全話あらすじはこちら

殺害現場:廃倉庫

尾崎は、古川がしきりに傘のことを気にしていたのはなぜなのか分かっていませんでした。そのことを尋ねると、被害者の遺留品に傘が入っていなかったと答える古川。

もし殺害が雨の上がった5時半以降に行われたものなら、折り畳み傘はカバンの中にしまわれていたはず…

しかし、もし雨の降っている最中にこの倉庫に来たのなら、傘は折り畳まずにどこかに立てかけるなりするのが普通…

そして、傘に血痕が飛び散れば当然犯人は処分しなければならない…ということは…殺害は雨の降っていた3時から5時の間に行われた…そうなると浜村のアリバイは全て崩れることになる…というのが古川の説でした。

貴族探偵登場

貴族探偵
高級スーツを纏った20歳くらいの謎の男。殺害現場でピクニックに使うようなテーブルを広げ、紅茶を堪能する図太い神経の持ち主。

田中
貴族探偵のメイド。白いカチューシャ、黒いワンピースに白のエプロンといういかにも使用人然とした小柄な女性。明るい声の持ち主。

突然廃工場へと現れた謎の男女のカップル。古川はこの2人こそこの事件を嗅ぎまわっていた人物だと気付きます。

強引に捜査に介入してきた貴族探偵に、犯人は浜村でもう解決したと伝える古川。

そう聞くと不敵に笑みを浮かべた貴族探偵は、推理を始めろと田中に促します。

推理

田中によると、犯行が行われたのは古川の推理通り、雨が止む前つまり5時前に行われたとのこと。

しかし、古川の説と違うのは、犯行が雨の降っている最中に行われたのではなく、雨が降る前つまり3時以前に行われたというのです。

そんなことは不可能で3時30分に美容師の小関が被害者を確認していると反論する古川。

それに対し田中はこう言いました。「つまり犯人は小関さまです」

八木多香絵も目撃していると異議を唱える古川でしたが、八木は鏡越しに被害者を見ただけだと答えた田中。

古川にこう問いかけます。犯人はなぜ首と腕を切断したのでしょうか?なぜ手首ではなく肘から下を切ったのでしょうか?と。

全てを悟った古川。美容室の椅子の上にあったの生首と腕…。

和菓子屋に現れたのも小関です。自分が最後の目撃者になるよりもワンクッション入れておいた方がいいと考えたのだろうと推測されました。

動機はなんだと問う古川に、預金通帳でも調べたら案外強請の形跡でも残っているのではないかと田中。

こうして事件が解決し、古川は貴族探偵にあることを尋ねました。

「もしかして逸子の手帳に乗っていた“K”というのは…」

それに対し笑みを浮かべながら恫喝めいた答えを述べた貴族探偵。

「これ以上詮索すると、以降は真っ当な生活が送れなくなるよ」

そして彼らは優雅に去っていきました。

『貴族探偵』原作小説 第2話「トリッチ・トラッチ・ポルカ」感想

第二話の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」は、主に刑事(古川と尾崎)の視点で進行するストーリーで、古典的な密室劇だった第一話の「ウィーンの森の物語」とはまた異なる展開となっています。

この中の誰が犯人か?という要素(もちろんその点もお楽しみ頂けるのですが)よりも、むしろどうやってその犯行を可能にしたか?という点に重きを置いており、田中の推理を聞かされると思わず「なるほどな~」と唸ってしまいますね!

読者にとっては古川たちの前を行っていた若い男女のカップルが貴族探偵ということは分かっているものの、なかなか登場してくれずに非常にもどかしい思いに苛まれますよね。だからこそ登場した時には爽快感が増幅するんだと思います!それも全て著者の計算の内なのでしょうか。

最後の最後に登場する貴族探偵の存在感はやはり別格。なんといっても、殺害現場の廃倉庫でピクニックテーブルを広げてティータイムと洒落こむのですから。

そして今回ももちろん推理は他人任せです。その役を担うのは、第一話は男性執事の山本でしたが、第二話で登場するのは若い女性メイドの田中。

古川に「お嬢ちゃん」と呼ばれると、即座に「田中です」と指摘する気の強さが垣間見えるなど、また魅力的なキャラクターの登場です。

第一話同様、彼らがなぜ捜査に参加してきたのかや、一体何者なのかもここでは全く明かされません。

被害者の手帳に残されていた“K”というイニシャルも全く謎のままです。本当に貴族探偵のことを指しているのかとか、だとしたら被害者との関係はなんだったのか?

…本当に不倫関係だったのか…もしかしたら強請の捜査でもしてたのか…

妄想は広がるばかりではありますが、今後の展開に期待が持てる締め括り方でした!

ちなみにタイトルの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」が気になったので調べてみると、あの有名なヨハン・シュトラウス2世が作曲した楽曲だということが判明しました。

「ポルカ」がチェコの民俗舞曲を指し、「トリッチ・トラッチ」という言葉はドイツ語で「女のおしゃべり(噂)」を意味するようです。

ここからはあくまで推測ですが、噂を集めてしゃべるぞと強請っていた被害者も女、おしゃべりで煙に巻こうとした容疑者も女、推理を披露して解決したのも女…このお話は「女のおしゃべり(噂)」によって構成されているものだという意味でこのタイトルを付けたのかもしれません。

この話がドラマ化されたら一体どういう感じになるのかが気になるところですが、貴族探偵の登場シーンが少ないので、原作では描写されていない聞き込みをする貴族探偵の方にスポットを当ててお話が進んでいくという脚色もありだとは思います。

ただし、生首を美容院の椅子に据えるという非常にグロテスクな設定が“月9”にそぐわないという点を考えると、原作そのままというのは少し厳しそう…。その辺も手を加えつつ、という展開になるのでしょうか。

ちなみに、メイドの田中役には中山美穂がキャスティングされているので、彼女が一体どんなメイド姿を披露するのか楽しみです!

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『貴族探偵』原作小説 第3話「こうもり」ネタバレ

ネタバレを読む前に『貴族探偵』原作小説のあらすじをチェックしたい方は以下の記事をどうぞ!

『貴族探偵』原作小説の全話あらすじはこちら

消えた佐和子

午後1時、堂島と水島洋一は護摩焚きが行われている鍾乳洞の中にいました。明らかに苛立っているいる様子の2人。

それもそのはず、30分以上前に洞窟の入り口付近にあるトイレに行くと言ったまま戻ってこないのです。

合流する予定だった堂島の彼女は、列車事故の影響で辿り着けなくなってしまい、その連絡に気付かなかった彼は一人でここにいる羽目に。

一方、常々佐和子の浮気のことを疑っていた水橋は今頃男と仲良くやっているんだと苛立ちを隠せない様子でした。

松野がここに来ているんだと堂島に訴えます。佐和子との関係を知っていた水橋は、この3日間ずっと彼女が一人にならぬよう監視していたのだというのです。

おまけに別れ話まで持ち掛けられていた水橋。佐和子の浮気癖を知っていた堂島はそんな彼に同情し、とにかく一緒に探そうと持ち掛けました。

遺体発見

鍾乳洞の中に松野の姿を発見した堂島は、鬼のような形相を浮かべている水橋を一人残し、彼に話を付けに行きます。

松野が言うには、この宿に来たのは全くの偶然で佐和子の姿は見ていないとのこと。堂島には彼が嘘をついているとはどうしても思えませんでした。

そのことを水橋に告げ、もしかしたら本当に迷子になっているのかもしれないと2人が思い始めたその時!中年女性の悲鳴が聞こえました。

慌ててその場へと向かった二人が茂みの奥で見たものは、首にはロープが巻き付き、頭にはヒナギクの花冠がかぶせられた佐和子の死体でした。まるで『花冠』の主人公歩美の最期の姿のように。

事件概要

死因:絞殺による窒息死
凶器:市販の(ありふれた)ロープ
死亡推定時刻:午後1時頃(前後30分の間)
目撃者:なし
足跡:なし
争った形跡:なし
盗難品:なし
遺留品:タバコの吸い殻、ヒナギク(造花)の花冠

事情聴取

捜査担当者の園田と柴田は、一人ずつ事情聴取を行いました。

[大杉の証言]
被害者の過去の浮気相手:堂島のことは知っているが、他は知らない
タバコ:嫌煙家
アリバイ:妻と女子大生2人(紀子と絵美)とで「愁月」にてランチをしていた 

園田が気になったのは、被害者にかぶせられていたヒナギクの花冠を見せた時でした。彼の本では生花だが、これは造花なんですねと大杉が言ったのです。

大杉によると、2日前に被害者が『花冠』の主人公のような殺され方をしたいと言っていたとのこと。普段からそんな言動をする子でしたからとも付け加えました。

[真知子の証言]
被害者の過去の浮気相手:知らない
タバコ:吸わない
アリバイ:夫と同じ

夫妻の証言が完全に一致しており、何より蝶陣洞までは車で往復1時間かかるため、犯行は不可能だと園田は考えていました。

[堂島の証言]
被害者の過去の浮気相手:自分が半年前まで関係があった
新たな浮気相手:知らないが松野という男かもしれない
タバコ:吸う(現場に落ちていたものとは銘柄が違った)

護摩焚きの最中は水橋とずっと一緒にいたという堂島。途中水橋がトイレに行ったが3分程度のものということで、2人が共犯でない限り、犯行は不可能に思えました。

[松野の証言]
被害者の過去の浮気相手:自分が一昨年に出会って半年ほど関係を持った
『花冠』:読んでいない
タバコ:吸う(自分のものではなく、園田が差し出したタバコを吸った)

その後、絵美の証言で新たな事実が判明します。造花のヒナギクの花に見覚えがあるというのです。それは宿の廊下に飾られていてものに似ているというこうとでした。

早速確認すると、15ある花瓶から1本ずつ抜き取られていたことが判明します。これで容疑者は風媒荘の中にいる人間に絞られました。

新たな情報

容疑者の可能性がある全員にアリバイがあり、捜査は難航していました。唯一怪しい松野がもし犯人だとしたら、わざわざここに泊まって顔を晒す必要などないということで、犯人にはどう考えても当てはまらなそうでした。

そこへ新たな報告が入ります。一つ目は佐和子が妊娠していたというもの。犯人にとっては強い動機になり得るものでした。

二つ目は現場で聞き込みをしていた刑事からのもので、なんでも堂島の大ファンの女性がいたそうで、護摩焚きが行われている最中ずっと彼のことを見つめていたのだとか。

水橋が途中3~5分ほどいなくなったこともしっかりと見ており、両者のアリバイは完璧に立証されました。

その女性はタバコを吸うのかと尋ねた園田にきょとんする刑事。その件については柴田さんにお伝えしましたけど…と答えます。

実は現場に落ちていたタバコを調査した結果、少なくとも昨晩からそこにあったものと断定されたのです。それを柴田が園田に伝え忘れていたのでした。大目玉を喰らう柴田。

貴族探偵登場

柴田が説教を喰らっていたその時、若い男女が彼らの下へとやってきました。見るからに高級そうなスーツを纏った口髭の若い男と、見るからにメイドの格好をしているこれまた若い女。

偶然ここに滞在していたのだが、田舎の警察には手が余っているだろうと思って捜査の助けに来たのだと男が言います。園田の上司である沢田の名前を出してきたことに驚き、確認してみますと冷静に対応する園田。

メイド田中の捜査開始

紀子と絵美の下へ田中と名乗るメイド服の若い女性が現れます。ある方の命により捜査をしているのだとか。

すでにアルコールが入っていた二人は警戒することなく、彼女の質問に答えていきました。ほとんどは刑事の園田に聞かれたような内容でしたが、大きく違ったのは紀子のストーカーの件について詳しく聞かれた事でした。

推理

翌朝、広間で一堂に会す事件関係者たち。どうやら犯人が分かったようでした。

そこへ自らを貴族探偵と名乗る高級スーツの男とメイドの田中が現れます。その姿を見てなぜかうつむいて顔を青ざめる絵美。

これからメイドの田中が推理を披露するというのです。あなたがやらないのですかと園田は困惑して貴族探偵に尋ねます。それに対し貴族探偵は、雑事は使用人に任せておけばいいと言ってさっさと犯人を言うよう田中を促します。

「犯人は、そちらにおられる大杉道雄さまです」

異論を唱える大杉を尻目に田中は推理を続けます。まず3日前に被害者の口から出たヒナギクの花冠をかぶせられて殺されたいと言っていたことを知らなかった松野は容疑者から外されました。

この宿にヒナギクの造花があることなど来る前に分かるはずもなく、3日前のその会話がなければあの花冠のアイデアが出ることなどありません。

さらに水橋が被害者を監視していたこともあり、松野には知りようがなかったと考えたのです。

容疑者は残りの6人に絞られました。全員にアリバイがあると考えられていましたが、田中によると矛盾点があるとのこと。

それはタバコでした。紀子が彼に会った時(「愁月」でのランチ)にタバコ臭さを感じていたにもかかわらず、本人は嫌煙家だと自称しているということに矛盾があったのです。

あれは絶対に大杉先生本人だったという紀子の主張に反論する田中。一回あっただけでしかもサングラス越しの人物が本当に大杉だったのかと。

そして、数年前の大杉を騙ったそっくりさんの事件について仄めかす田中。さらに隣に妻の真知子がいれば…。そう、紀子と絵美の目の前にいたのは大杉の替え玉で、真知子も共犯者だったのです。

当初は宿の従業員をアリバイ工作に使おうかと考えていたようですが、客商売(観察力に長けた)の人間よりも偶然出会った女子大生の方が騙し易いと考え、彼女たちを利用したのではないかと田中は考えていました。

そして脱衣所のストーカー騒動は真知子の仕業でした。そうすることで彼女たちが蝶陣祭に行く気をなくさせるために仕組んだことだったのです。

動機はおそらく妊娠を機に結婚を迫られたからだと推測する田中。それに対し、替え玉を使った証拠なんかどこにもないと声を荒げる大杉。

あなたの知らないことがあるんですよと田中はクスクスと笑いながら言いました。絵美が持ち帰ったコーヒーカップのことを。そこにはくっきりと大杉のそっくりさんとして逮捕された貴生川敦仁の指紋が残っていることでしょうと田中は締め括りました。

事件が解決し、貴族探偵と田中が紀子たちの下へとやってきました。遅れたことを絵美に詫びる貴族探偵。そう、絵美の“高級ジャケットの彼”は貴族探偵だったのです。

『貴族探偵』原作小説 第3話「こうもり」感想

高級旅館の中で巻き起こる殺人事件というものは2時間サスペンスで良くありそうな設定ですが、この物語の一番の特徴はずばり叙述トリックです。

叙述トリックというのは、文章上に仕掛けを施すことで読者のミスリードへと誘うものなのですが、この「こうもり」という作品ではそのトリックが冴え渡っています。

犯人の大杉は替え玉(貴生川)を用意していた訳ですが、実は作中ではこの貴生川という男が「愁月」にいたことがはっきりと記されているのです。

それにも関わらずコロッと騙されてしまうんですよね。2回目にしっかりと読んでようやく気付きましたが、どうやら貴生川という男を絵美の(遅れてきた)彼氏だと勝手に勘違いさせられていたよう…。

犯人をこんな序盤に明らかにするようなトリックを繰り出せる著者の巧みなテクニックには、驚嘆させられるばかりです。

あらすじでは表現できていないので、このトリックを体感したい方は原作を読んで頂くしかお伝えする方法がないのが申し訳ないところではありますが…。

叙述トリックについてはドラマで再現不可能だとしても、純粋にキャラクターが立っていてミステリーとして面白いし、何より貴族探偵の恋人登場の回ですから、このお話は絶対に外せないと思います!

しかし…貴族探偵の彼女がよりによってミーハーな絵美(名探偵コナンの園子のようなキャラ)というのが非常に意外なところ。かえって貴族探偵というキャラクターの謎が深まるばかりとなってしまいましたね。

『貴族探偵』原作小説 第4話「加速度円舞曲」ネタバレ

ネタバレを読む前に『貴族探偵』原作小説のあらすじをチェックしたい方は以下の記事をどうぞ!

『貴族探偵』原作小説の全話あらすじはこちら

警察と関係者の到着

刑事の久下村が到着し、美咲の事情聴取をしていると、被害者の妻令子と担当編集者の滝野が別荘へ到着しました。

久下村が二人にアリバイを尋ねると、今日は原稿を受け取る日だったので滝野が来て本宅の方で昼から待っていたという令子。

滝野によると常々原稿が完成すると清水の方まで寿司を食べに出るのだとか。そのためにいつも早めに本宅でスタンバイしているとのことでした。

久下村が何かトラブルを抱えていたようなことは無かったかと尋ねると、言い辛そうに滝野が口を開きます。もしかしたら愛人がいたかもしれないと。

どうやら1ヶ月の内の何日かを東京で滝野と打ち合わせをしていたことにしてくれと頼まれていたのだとか。ただ実際に被害者がどこに行っていたかについては知らないのだそうです。

驚きと怒りを隠せない令子に対し、黙っていろと頼まれていたので申し訳ありませんと謝罪する滝野。

佐藤が犯行現場である書斎の様子でどこか変わった所があるかと尋ねると、普段と同じ様子で、トロフィーも元々この部屋にあったものだと令子は答えました。滝野はそもそもこの部屋には入ったことがないそう。

次に佐藤が石について尋ねると、富士の石をこの裏に置いていたと答えた令子。すると佐藤は確認したいことがあるのでと、一行を引き連れて石が置いてあったとされる場所まで向かいました。

推理1:石が落とされた理由

皆を別荘の裏手に集め、貴族探偵に促された佐藤が推理を披露します。

ポイントは、殺害後1時間以上も経った後に石が落とされたことにあると始めた佐藤。久下村に車のキーを渡し、移動してもらうよう頼みます。

渋々応じた久下村が車を動かそうとすると、道が狭く一旦バックして切り返さないとここから出られないと分かりました。それを実際に試みようとすると、なぜか佐藤が立ちふさがってバック出来ません。

そこをどいてくれと佐藤に告げた久下村は、ハッと何かに気が付きました。佐藤が立っていたのは、石が置いてあったとされるジャッキ痕があった場所なのです。

つまり石がその場所にあってはこの場所に車を止めることが不可能であり、だから石を動かしたのだということが判明します。

では、なぜそれをする必要があったのでしょうか。佐藤によると車が常時ここにあったと思わせたかったためだということでした。

タイヤ痕から推測した普段駐車されていたのは勝手口を塞ぐような形になる場所。そうした場合、被害者は車から降りた後、いちいち玄関まで回り込んで家に入らざるを得ないことになります。

しかし、そう考えるのは非常に不自然。ということは、もう一つの入り口を使っていたという結論が導き出されるのです。

もう一つの入り口…それはつまり美咲が見つけた書斎にある本棚で塞がれた扉でした。

推理2:書斎の入り口

書斎へと移動した一行。この出入り口が実際に使われていたとなると、本棚はこの位置にはなかったはずと佐藤は切り出します。

佐藤はベッドや机、クローゼットなどの位置関係から、本来こうであったであろう配置を推測します。

富士山を望む形で配置されていた机は絶対に動かされていないはずで(被害者の迷信深さを考慮すると)、それを基に本棚とベッドがしっくりくる配置が一つだけ見つかりました。

しかしそうすると、被害者が窓の外から殴られたことにどうしてもなってしまうのです。そんなことは有り得ないと主張する久下村。

それには佐藤も同意しましたが、彼が言いたかったのは殺害現場がこの書斎ではなかったということでした。本当の殺害現場はおそらく本宅の方で、この場所へ運ばれてきたのだというのです。

死体の状況からこの配置では不自然だと感じた犯人が、急遽家具を移動させ、さらに書斎のドアが潰れてしまったことで、勝手口を普段利用しているように見せかけるために石と車を移動させたというのが佐藤の推理でした。

この作業をこなすために要した時間が、殺害と落石の間の1時間だったのです。

佐藤が書斎に変化はないかとという問いを令子に投げかけた時、彼女はきっぱりないと答えました。つまり彼女が犯人だったのです。

しかし、本宅にあったはずの被害者の車ともう一台の車が必ず必要になるため、もう一人共犯者がいたことになります。

皆の視線が滝野に集まりました。佐藤の推測ではおそらく二人が愛人関係にあり、その現場を被害者に目撃されたために殺したのだろうということでした。

証拠があるのかと吠えたてる滝野。それに対し佐藤は、細かくチェックすれば書斎に入ったことは無いと言った彼の体毛や皮膚組織が必ず見つかる上、本宅のベッドのマットレスを調べればおそらく血痕が染み込んでいるはずと切り返しました。

観念したのか大人しくなった滝野。

こうして事件は解決したのですが、美咲がある疑問を投げかけます。それはベッドの配置についてでした。単に左右が逆なら、こんな大掛かりなことをしないで上下を入れ替えれば済む話だったのではと思っていたのです。

それをすると北枕になってしまうと佐藤は教えてくれました。その言葉で美咲はようやく気付きます。迷信深い被害者と北枕の組み合わせなんて有り得ないということを!

『貴族探偵』原作小説 第4話「加速度円舞曲」感想

珍しく貴族探偵が物語の冒頭から登場するのが第4話「加速度円舞曲」です。さらには、新キャラの運転手佐藤も登場する非常に重要な回なので、ドラマ化の際にはこのお話は絶対に外せないのではと思います。

佐藤の登場以外にもう1点その理由がありまして、実はこの作品は活字だけで表現されたものではないんです。

作中に被害者の書斎の配置図や、別荘の裏手の地図などがイラストで示されており、逆にそれがなければトリックを理解するのがかなり難しくなります。

だからこそ活字よりもむしろ映像化した方が立体的に事件を捉えられ、なおかつ分かり易く車の移動や書斎の家具配置の変更などが表現出来るのではないでしょうか。

そして何より貴族探偵がほぼ全編に渡って登場していますので、このお話をドラマ化しない手はないと思います。

とは言っても毎度のごとく何もしないでくつろいで、美咲のことをナンパしているだけという体たらくぶり…。

第3話で絵美という恋人が出て来たのに一体どういうことなのかと謎は深まるばかりですね。(第1話でも容疑者の一人を口説いてますから、そういう男なんだと言えばそれまでなのですが…)

ちなみドラマでの佐藤役には個性派俳優の滝藤賢一がキャスティングされているようです。原作でプロレスラーのような体格と描写されているのとは異なる印象ですが、味のある俳優だけにどう演じるのか非常に楽しみです!

『貴族探偵』原作小説 第5話「春の声」ネタバレ

ネタバレを読む前に『貴族探偵』原作小説のあらすじをチェックしたい方は以下の記事をどうぞ!

『貴族探偵』原作小説の全話あらすじはこちら

進捗状況

捜査開始から2日が経過していました。山本に警察の捜査の進捗状況を尋ねた貴族探偵。

解剖の結果は3人とも午後10時から10時半の間に殺されたというのは間違いないとのこと。周囲の雪の状況から、犯人が外部へ逃走したと思われる痕跡は残されていなかったようです。

それを聞いていた貴族探偵は3人の使用人にそれぞれの捜査状況を尋ねました。まず、水口の事件を担当していた運転手の佐藤が口火を切ります。

事件1:水口の場合

ナイフによる一撃で致命傷となったのは間違いないとのことでしたが、奇妙だったのはその柄に残されていた指紋でした。

そこにあったのは何と尼子の指紋だったのです。彼の指紋だけがくっきりと鮮明に残されていました。

手袋をはめていたという可能性について皐月が尋ねるも、その場合はどうしても指紋が崩れてしまうのだとか。

死んでいると水口自身が電話してきたこともあり、謎は深まるばかりでした。

佐藤によるともう一つ疑問点があるのだとか。それは水口の額に出来た2つのたんこぶでした。2つは同時に付いたものではなく、間隔を空けてついたものだということは検視で判明していました。

すると皐月が答えを出してくれました。事件当日の朝に水口が敷居に躓いて頭を打ったと言っていたのを思い出したのです。

これで一つは解明したと佐藤は退きました。

事件2:尼子の場合

尼子の担当であるメイドの田中は、尼子を襲った犯人が左利きであることを指摘しました。

邸内にいた人間の中で該当するのは3人。内2人は桜川家の使用人で両者ともにアリバイがありました。残る一人は高宮だったのです。

また凶器には指紋は無く、皐月が指摘した通りエントランスのオブジェの内の一本で間違いありませんでした。

灰皿に残されていた割れた眼鏡は尼子のもので間違いなかったのですが、そこについていた指紋が謎を呼びました。

そこには高宮の指紋が付いていたのです。

事件3:高宮の場合

担当である執事の山本によると、高宮の右手に握られていたのは水口のジャケットの右袖のボタンであることが判明したようです。

夕食時にはボタンが付いていたことが確認されたいたため、取れたのはその後で間違いなさそうでした。

さらに奇妙なことに、高宮が身に着けていた衣服はどうやら尼子の衣服らしいのです。

そこで皐月は思い出したのは、あの時感じていた違和感のことでした。長身の高宮が小柄な尼子のものを着用していたからこそ生じた違和感だったのです。

煙殺人

尼子は高宮に撲殺され、高宮は水口に絞殺され、水口は尼子に刺殺された…詰将棋に煙詰めというものがあるが、さしずめこれは煙殺人だなと茶化す貴族探偵。

皐月としてはむしろ“エッシャーの階段”のように堂々巡りするというイメージを思い浮かべていました。彼女がどう考えを巡らせても袋小路に行き当ってしまうのです。

そんな中、山本が疑問点を整理しました。
・水口から電話を受けた愛知川がいくら呼び掛けても何の物音もしなかったのはなぜか。
・高宮がなぜ尼子の服を着ていたのか。
・水口はなぜジャケットを着ていなかったのか。

この疑問が解くことが事件解決へとつながっていくのです。

市辺からの事情聴取

改めて皐月らの当時の行動を確認するため市辺がやってきます。まず皐月に一通り質問した後、愛知川へと矛先が変わりました。

市辺が突っ込んできたのは水口からの電話の件。それは本当に水口からの内線電話ということで間違いないのですかと詰め寄ったのです。

それに対し、水口からの内線電話で間違いないが、それが正確にどこから掛けられたのかまでは分からないと答える愛知川。

市辺は、電話があった時にすでに3人とも殺されていて、アリバイつくりのために本邸から電話を掛けたと睨んでいました。近頃は優秀な変声期も出回っているし、と付け加えることも忘れずに。

皐月は市辺の狙いにピンときたようでした。この男は弥生が犯人だと思っていると。

そして市辺は弥生に話を聞きたいと切り出します。具合を悪くしているため、自室の方でなら対応するとのことで、一行は彼女の部屋へと向かいます。

出て行く際、執事の山本が市辺に一つだけ質問をしました。高宮の部屋の灰皿から指紋は出たかということを。

誰のものも検出されなかったという答えを得て、何だか納得したような表情を浮かべる山本でした。

推理1:高宮の場合

弥生の部屋に着くなり、事件は解決したと貴族探偵が宣言しました。事情を聞いた鷹亮もその場にやってきます。

まずは執事の山本の推理から始まりました。高宮の死体の謎の一つである右手に握られていたボタンから言及する山本。

あれは実は偽装工作だというのです。なぜなら、背後から首を絞めた場合、紐は必ず交差します。ということは、高宮の右肩の背後にあったのは犯人の左腕のはず。しかし、握られていたボタンは右袖のものでした。

これは水口に罪を着せるために仕組んだことであり、その犯人は尼子だと指摘した山本。

冗談言うなと声を荒げる市辺に対し、山本は証拠がそれを物語っていると冷静に対応します。

証拠とは、尼子の部屋にあった灰皿の上のひび割れた眼鏡でした。しかしそこに残されていた指紋は(掃除をしていたメイドの指紋を除けば)高宮のものだけ。

つまり真相はこうでした。尼子の部屋にあった灰皿は、実は高宮の部屋にあったものだったのです。

絞殺の最中に暴れた高宮の手が尼子の眼鏡を振り落とし、灰皿の所に落ちたことで、眼鏡だけ回収するわけにもいかず、灰皿ごと交換したのです。尼子はその時手袋をしていたので、彼の指紋がなかったということのようでした。

推理2:尼子の場合

一見左利きの高宮が犯人のように見えていた事件でしたが、メイドの田中はある点に着目しました。

それはエントランスの3本の金属棒の内、一番右端がなくなっていたことでした。つまり左利きの高宮を陥れるために敢えて左側から殴った犯人でしたが、凶器の調達時点ではこのことにまで気が回っていなかったのです。

ということはつまり、尼子殺しの犯人は必然的に水口だということになります。田中は水口のミスに気付いていました。

それは愛知川に電話した時、「頭の左側を殴られて殺されている」といった言葉にありました。実際に尼子が殴られていたのは頭の右側であるにも関わらずです。

確かに彼が殴ったのは向かって左側の側頭部でした。左利きの工作を意識するあまり、つい口に出してしまったのだろうと田中は推理しました。

推理3:水口の場合

担当した佐藤が疑問に思ったのは、なぜ小さな果物ナイフを凶器に使ったのかということでした。

それは尼子の指紋を残すため、つまり彼に罪を着せるためでした。となると犯人は高宮しかいません。

ここで高宮がなぜ尼子の衣服を着用していたのかがポイントになってきます。ナイフで人を刺せば当然返り血を浴びることが分かっていた高宮が、敢えて彼の服を盗んで着用したのです。

佐藤によると、高宮が水口を殺して部屋に戻ったところを尼子に襲われたんだろうということでした。

推理の矛盾

市辺はすかさずその矛盾を突きました。最初に殺されたものが、最後に殺すことは出来ないという矛盾を。

佐藤は動じません。水口はナイフで刺されたがすぐに絶命した訳ではないというのです。高宮が刺した時、なぜ水口が死んだように見えたかという答えが二つ目のたんこぶにありました。

倒れた拍子に頭をぶつけておそらく気絶していただけで、意識を恢復させたあと(刺されたことにも気づかず)当初の計画通りに尼子殺しを実行したのだと佐藤は主張します。

そして尼子を殺した時の衝撃で内出血がひどくなり、自室で愛知川に電話を掛けている最中に死んでしまったのだろうということでした。愛知川が言っていた何の物音も聞こえなかった時間というのがその証拠でした。

3人が3人とも一人勝ちをしようと企んだ結果、共倒れになったことは非常に愉快なことだと貴族探偵が不謹慎に締め括り、この事件は収束を迎えました。

『貴族探偵』原作小説 第5話「春の声」感想

第5話「春の声」は『貴族探偵』の最終話を飾るにふさわしい内容となっています。

なんといってもこのお話の醍醐味は、貴族探偵が冒頭からラストまでフルで登場するというだけでなく、執事の山本、メイドの田中、運転手の佐藤の三者揃い踏みというところにあります。

3人の使用人がそれぞれの事件にあたる場面は見ごたえがたっぷり詰まっている上、鷹亮や皐月などの魅力あるキャラクターにも囲まれ、これを映像化しないのなら一体何をやるんだっていう感じではないでしょうか!

しかも珍しく事件発生から2日も経ってからの解決という長丁場ですから、ドラマ化の際にも尺的に丁度良いかもしれませんね。

まぁ当然ここでも貴族探偵は何もしないで皐月を口説いているだけなのですが…しかし…一点だけ貴族探偵について気付いたことがありまして、それは冒頭『三匹の子豚』のお話。

婿候補の3人を見て貴族探偵がその話を持ち出してきた訳ですが、彼が言っていたことがそのまま事件の真相になっているような気がするんです。

それは彼が『三匹の子豚』の面白い点を「食物連鎖がピラミッド状ではなく循環していること」だと言ったこと。

高宮が水口を殺し、その水口が尼子を殺し、さらにその尼子が高宮を殺したという循環を冒頭ですでに述べていたともとれるこの発言は、実はすでにこうなることを予見していたのでは…?!と勘繰りたくなりますが、真相はどうなんでしょうか?

いずれにせよこの「春の声」はドラマ化では絶対に外せないはずです!貴族探偵(というか使用人たち)の活躍ぶりをテレビで見れる日が待ち遠しいですね!

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