【陸王】原作小説ラスト詳細ネタバレ!ドラマ最終回結末はどうなる?

  • fodoctor
  • この記事を書いた人:Ryota

2017年秋のTBS日曜劇場『陸王』の原作小説ネタバレ感想とラスト結末をご紹介しています!

池井戸潤さん原作『陸王』は第1章から最終(18)章(+プロローグ&エピローグ)の、全部で20の章から成り立っています。

こちらの記事では第8章(後半)から最終章までをご紹介しています。

『陸王』の序盤あらすじにあたるプロローグから第8章(前半まで)を読みたい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事:陸王あらすじ(前半)はこちら

ドラマ放送開始後には最終回ネタバレも詳しくアップいたします!

スポンサーリンク

『陸王』原作小説 登場人物

宮沢 紘一(みやざわ こういち)/ 役所広司

100年続く老舗足袋製造業者「こはぜ屋」社長。

富島 玄三(とみしま げんぞう)

「こはぜ屋」常務取締役(経理担当)。勤続40余年のベテランで、宮沢の父親である先代社長の頃から勤める番頭。

安田 利充(やすだ としみつ)

「こはぜ屋」係長。明るい性格で、ムードメーカー的存在。

宮沢 大地(みやざわ だいち)

紘一の長男(23歳)。地元の大学を卒業したものの就職に失敗し、現在は「こはぜ屋」を手伝っている。

飯山 晴之(いいやま はるゆき)

シルクール元社長。「シルクレイ」特許の持ち主。現「こはぜ屋」顧問。

村野 尊彦(むらの たかひこ)

元アトランティス日本支社のカリスマシューフィッター。現「こはぜ屋」アドバイザー。

坂本 太郎(さかもと たろう)

元埼玉中央銀行の融資担当者。現「東京キャピタル」所属。

家長 亨(いえなが とおる)

埼玉中央銀行行田支店長。中小零細企業をバカにしているようないけ好かない男。

大橋 浩(おおはし ひろし)

埼玉中央銀行行田支店行員。「こはぜ屋」融資担当。

城戸 明宏(きど あきひろ)

ダイワ食品陸上競技部監督。

茂木 裕人(もぎ ひろと)

ダイワ食品に所属するマラソン選手。元東西大学のエースで、毛塚とはライバル関係にある。

毛塚 直之(けづか なおゆき)

名門明成大学のエースで、茂木のライバル的存在。アジア工業所属。

小原 賢治(おばら けんじ)

アトランティス日本支社営業部長。

佐山 淳司(さやま じゅんじ)

アトランティス日本支社営業部所属。村野の後任シューフィッター。ダイワ食品担当。

有村 融(ありむら とおる)

横浜市内のスポーツショップ経営者。

御園 丈治(みその たけはる)

フェリックス社長

橘 健介(たちばな けんすけ)

タチバナラッセル社長

スポンサーリンク

陸王あらすじ:第8章 試行錯誤(後半)

この日も飯山と大地は「シルクレイ」の硬さをコントロールしようと試行錯誤を繰り返していました。

しかし、すでに着手してから1ヶ月。何回かに1回は使えそうなものが出来ることは出来るのですが、それはあくまで偶然の産物にすぎず、量産には程遠い状態。

とうとう大地も我慢の限界を迎えたのか…「ホントにできるんですか」と飯山に疑いの眼差しを向けます。

その言葉をきっかけに口論に発展し、挙句の果てには「もういいよ。帰れ」と言われてしまった大地。

売り言葉に買い言葉で、大地も「勝手にやればいいじゃないですか」と工場をあとにしました。

大地が帰宅すると、いつものように宮沢が「サンプル出来たか?」と真っ先に尋ねてきました。

「ダメだね」と大地。先ほどの一見についても伝えることに。さすがの宮沢の表情にも不安そうな色が浮かび、後で夜食でも差し入れがてら様子を見にいくという運びに。

午後11時過ぎ、宮沢が出掛けると母から「お父さんひとりに行かせるつもり?あなたの仕事でしょう」と言われてしまった大地は、舌打ちをしながらも重い腰を上げるのでした。

大地としてはこんな時間だからさすがに帰宅しているだろうと思って工場を覗くと、そこには懸命に機械に向かう飯山の姿がありました。

その姿を目に焼き付けた大地は先ほどの一件を謝罪。飯山は「おお」と短い返事を寄越します。様子を見ていた宮沢は「頼むぞ」と大地に言い残し、静かにその場から立ち去ることに。

そこから数日後。飯山は「オレはもしかすると間違っていたのかもしれない」とぼそりと呟いきました。

大地が何のことか尋ねると、硬さを出すためには圧縮が必要だと思っていたが本当にそうか?と飯山。

それに対し大地は圧縮しないことには強くなるわけないと半ばあきれ顔で反論します。

しかし、飯山はそもそもの前提から間違ってたのではないかと疑問を呈したのです。

もしかしたら「煮繭(しゃけん)の温度」が重要なのかもしれないと飯山。「煮繭(しゃけん)」とは、繭を蒸気で蒸らすなどして加工しやすいように柔らかくする初期工程のこと。

なぜそう思うのかと大地が尋ねると、「勘、かな」と飯山。とりあえずやってみようということになり、これがなんと大成功!

出来上がったサンプルを見て「いいんじゃないっすか」と言って飯山を見ると、彼はただ黙って頷いただけでしたが、その目には思いがけず涙が浮かんでいました。

それを見た大地の胸にも熱いものがこみ上げ、ぎゅっと奥歯を噛み締めたような表情の飯山と固い握手を交わし、大地の目からもとめどなく涙が溢れてくるのでした。

スポンサーリンク

陸王あらすじ:第9章 ニュー『陸王』

冬が過ぎ、ようやく春を迎えた頃。こはぜ屋を訪れていた村野を交え、新しいソールの開発会議が行われていました。

まず村野が持ち込んだソールのサンプルは、初心者用の「エントリーモデル」や様々なタイプの「レースモデル」のもの。

『陸王』がターゲットとするのは、「エントリーモデル」。すでに村野自らが設計図を書いており、ここからニュー『陸王』の試作がスタートします。

村野は何やらもう1種類の設計図を持ち込んでおり、飯山がそれについて尋ねると、他のものよりもまずはこれを最優先にしたもらいたいと村野。

一体それは何なのかという安田の問いに村野はこう答えました。「それは、茂木裕人モデルだ

当の茂木は部員全員を集めたミューティングに参加していました。そこで監督の城戸が部員に伝えたのは、来る日本選手権に向けた部内トライアルを行うというもの。

前日に行われた「プラチナマイルズ」というレースで、茂木がライバル視している毛塚が世界陸上にあと5秒と迫る好記録を叩き出した一方で、ダイワ食品の面々は惨憺たる結果だったこともあり、どうやら城戸の怒りに火が付いたようでした。

そして、城戸は茂木をじろりと睨み、「お前も走れ。いいな」と告げました。部内トライアルとはいえ、故障して以来茂木が初めてレースを走ることになったのです。

時は流れ、4月の初めころ。ソールのサンプルがようやく完成を迎えました。

村野が手に取ると「悪くない」と好感触。早速アッパーと張り合わせ、30足のニュー『陸王』が誕生したのです。

「なんだか泣きそうになっちまうなぁ」と飯山。しかし、問題はこれを茂木が履いてくれるかどうかということでした。

翌日、ダイワ食品のグラウンドを訪れた宮沢と村野。監督の城戸に了解を取り、茂木に近づいていきます。

「お疲れ」と村野が声を掛け、早速ニュー『陸王』を手渡しました。履いてみた茂木は「すごいな、これ。ムチャクチャ軽いじゃないですか」と興奮気味で答えます。

そうしてグラウンドに戻っていく茂木の姿を見つめていた宮沢は、彼の足に収まっている『陸王』の姿に感慨深いものを感じるのでした。

迎えた日本選手権のトライアル当日。アトランティスの村野の後任である佐山淳司は、新作シューズ『RⅡ』の感触を確かめるには絶好の機会だと小原と共にダイワ食品を訪れていました。

するとそこへこはぜ屋の宮沢と村野が現れます。両者の間で一瞬緊張が走りましたが、小原も佐山も足袋屋ごときという見方しかしておらず、まともに相手にする感じでもないようです。

トライアルが始まり、序盤は茂木も苦しんでいるようでした。しかし、終盤に入り怒涛のスパートをかけると、小原の表情が見る見るうちに仏頂面へと変わっていきます。

サポートを打ち切った茂木がここまでの走りを見せるとは思いもしなかったからです。

しかし、その瞬間!茂木が急失速!足をひきずるようにコースアウトしてしまいます。顔色を変えた村野が走り出したので、宮沢もされに続きました。

どうやら攣ってしまったようで、悔しそうに地面を叩いていた茂木。その一方で、佐山はなぜこんなに小原が不機嫌なのか理解出来ずにいました。

トップでゴールしたのはアトランティスのサポート選手である立原なんだから、良いレースじゃないかと思っていると、「茂木のサポート、取り返してこい」と小原。

小原の指示にただ黙って頷いた佐山。彼は、今まで村野から仕事ぶりを認められたことがありませんでした。

何かにつけて注文を付けられていた佐山にとって、これは長年の間燻っていた村野を見返すチャンスでもあったのです。

陸王あらすじ:第10章 コペルニクス的展開

ダイワ食品でのトライアルを終えた後、宮沢は妻との会話からあるひらめきを得ていました。

それは、コペルニクス的転回ともいえる真逆の発想で、これまで得たランニングシューズの知識や技術を本業の足袋に活かすことが出来るのではないかというもの。

宮沢は月に一度開かれるこはぜ屋の「経営会議」でこのひらめきをみなに伝えることに。

新製品を開発したい」と切り出した宮沢。経理担当の富島が早速険しい顔を向けてきます。

この前新規事業を始めたばかりだと言いかけた所で宮沢は制し、こう言いました。「新しい地下足袋だ」。その場にいる全員がきょとんとした顔を浮かべます。

宮沢がひらめいたアイデアとは、これまで生ゴムを使用していた地下足袋のソールにシルクレイを用いるというものでした。

しばらく沈黙がその場を支配しましたが、あけみが「あたし、いいと思います」と切り出したのをきっかけに、みなが口々に賛成の言葉を発したのです。

こうして、こはぜ屋の新たな挑戦が幕を開けました。

一方、味の素スタジアムで開催された日本選手権の会場で、先輩の平瀬と共に同僚たちの走りを見守っていた茂木。

レースはアジア工業の毛塚と優勝候補として名高いベテランの山崎の熾烈なデットヒートが繰り広げられ、盛り上がりは最高潮に達していました。

結果的に経験豊富な山崎が最後の最後で毛塚を抜き去り優勝。スタンドで見つめていた茂木は、あまりのハイレベルな争いに半ば呆然としてグラウンドを見つめるばかり。

茂木は、改めてこの戦いの場に戻ってくることを平瀬に宣言し、長期離脱の原因となった「京浜国際マラソン」での復活を心に誓いました。

こはぜ屋では新製品の「足軽大将」のサンプルが完成し、製造したのは300足。従来の地下足袋よりも価格設定を高めにしたのにも関わらず、いきなり土日の2日間で300足完売と、最高のすべり出しを見せました。

シルクレイを使用した「足軽大将」は、従来の製品の半分にも満たない重量であり、しかも生ゴムに比べて蒸れにくく柔軟性も高いことから、圧倒的に安全面でも高評価を得ていたのです。

この好スタートを受けた宮沢は、ここが勝負時と踏み、製造計画を変更。一気に5000足の製造にかかることに。

その頃村野は茂木から『陸王』についての細かい感想や印象を聞き取っていました。

茂木としてはソールよりもアッパーの方が気になるということで、もう少ししっかりとした素材で保温性が良く、なおかつ通気性が良いものであればということのよう。

その要望に思わず呻いてしまった村野。理想を口にするのは簡単でも、それを実現させることには大きな困難が伴うのです。

こはぜ屋に戻った村野は、早速宮沢にアッパー素材について相談を持ち掛けることに。アトランティスの出入り業者である関東レーヨンを紹介してくれるということだったので、宮沢はダメ元でそこを当たって見ることにしました。

3日後。関東レーヨンの担当者である大野という男と面会した宮沢。こはぜ屋がシューズメーカーでなく足袋製造業者であることが分かり、端からバカにしたような態度で迎えられました。

宮沢の説明も話半分で聞いているようで、うちは大口のロットでしか取引できないと、にべもなく断られることに。

その後、「足軽大将」の増産に向けて新たに資金が必要になった宮沢は、埼玉中央銀行の大橋に相談し(アッパー素材を探していることなど)色々と説明するも、どうにもそっけない対応しかしてくれず、こんな時に坂本がいればなと思わざるを得ないのでした。

陸王あらすじ:第11章 ピンチヒッター大地

その日、大地が開発室を出たのは午後の11時過ぎ。増産によって働きづめで、飯山も一足先に工場をあとにしていました。

自転車に乗って家路を急ごうとしていた大地は、何やら妙な物音に気付き、ふと周りを見回すと…。

暗闇の中で一塊になっている人の姿が見え、目を凝らすと、なんと飯山が2人の男にボコボコに殴られているではありませんか!

慌てて「飯山さん!」と大声を出しながら駆け寄る大地。その鋭い一声で2人の男は去っていきました。

地面に倒れている飯山は「すまない」と何とか声を絞り出したものの、どうやら身動きが取れないほど痛めつけられたようで、大地は急いで救急車を呼びます。

午前1時過ぎ。病院に駆け付けた宮沢と飯山の妻・素子らは、医師からの説明を受けることに。

医師によると全身打撲と骨折箇所も多いことから、3週間の入院が必要だということでした。

襲った2人組はどうやらかつて飯山が借金をしていた金融屋で、以前から付け狙われていたよう。

こはぜ屋にとっての問題は、飯山が入院している3週間の間の製造をどうするかということでした。

困り果てる一同が沈黙する中、「おれがやるよ」と大地。最初は驚いた宮沢でしたが、ここ何ヶ月も飯山を手伝っていた大地しか任せられる人間がいないのも事実で、彼に全てを任せることにしました。

翌日、大地が一人忙しく働く中、埼玉中央銀行の大橋の訪問を受けた宮沢。運転資金の件が稟議を通ったということで、宮沢もホッと胸をなでおろします。

一通り融資の件の話を終えた後、突然「今日はもうひとつ話がありまして」と大橋。

どうやらこの間話したアッパー素材の件についてのようで、こんなものがあるのですがと大橋はサンプルを提示してきました。

それは、優しくしなやかで見た目よりも大幅に軽いメッシュ生地の素材で、それを手に取り興味深く見つめていた宮沢。

なんでも編み物のベンチャー企業である「タチバナラッセル」というメーカーのもので、大橋が前にいた支店で取引があった会社なんだとか。

村野にもその素材を見せると、「宮沢さん、この素材、いけるかもしれない」と好感触を得ました。

翌週、村野と大橋と共に戸田市郊外にあるタチバナラッセルを訪れた宮沢。最初に工場を見学させてもらい、社長の橘健介から一通り説明を受けます。

様々なサンプルを前に宮沢と村野は熱心にそれを見入り、肝心の発注単位についての質問することに。

すると橘は、「どのくらいの量でも構いませんよ。こはぜ屋さんが必要なだけ対応させて頂きますので」との言葉をもらい、隣にいた村野と笑顔で顔を見合わせます。

ベンチャー企業であるタチバナラッセルも、こはぜ屋同様に大手メーカーからは相手にされず、ランニングシューズ作りにも興味があったということで、両者の思惑が完全に一致した形となりました。

早速『陸王』のサンプルを見せて、茂木からの要望を伝えると、それならばと新たなサンプルをいくつか持ってきた橘。

これはランニングシューズのアッパー素材に使われているものと同種のもので、興味のあるものがあればストックがあるので試作に使ってみて下さいと親切に提案してくれました。

それから数日後。開発室で飯山抜きで一人作業に勤しむ大地でしたが、機械の不具合に苦しんでいました。

一人ではどうにも改善することが出来ず、飯山にはメールで連絡すると、なんとこれまで絶対に見せてはくれなかったシルクレイの設計図を(素子が)持ってきてくれたのです。

飯山の人生そのものが詰まった設計図を託してくれたという思いに応えようと、必死で原因を探る大地。

そして、設計図をもとに少しずつ分解していくと、ある部品が微妙に変形してしまっていることに気付いたところで、何か物音がしたことに気付きます。

先日の襲撃があったばかりだったので、慎重に周囲を見渡し、「誰?」と恐る恐る声を出すと…。

「オレだよ」とニヤついた笑いを浮かべながら声を掛けて来たのは、なんと飯山でした!

大地が心配そうに「どうしたんですか?」と尋ねると、「自主退院してきた」と飯山。どうやら勝手に抜け出してきたようです。

戸惑う大地を尻目に現況を教えろと迫る飯山。「いいから説明しろ」と一喝すると、大地はこれまでのあらましを説明し始めました。

説明が終わると、「よくやった」と滅多に褒めることなどない飯山から、最大級の賛辞を引き出した大地。

その後、保管庫に移動して使えそうな部品を物色していると、突然飯山が苦痛に顔をゆがめ始めます。

再び救急車を呼び、搬送されていく飯山。大地は彼を心配する一方で、その責任感の強さに感銘を受けていたのでした。

陸王あらすじ:第12章 公式戦デビュー

9月半ば、東京体育大学陸上競技記録会1万メートル競技。茂木の復帰戦であり、『陸王』の公式戦デビューとなるこの日、宮沢と村野は彼の走りを固唾をのんで見守っていました。

タチバナラッセルのアッパー素材を使用した改良モデルを履いき、順調なスタートを切った茂木。

グラウンドに来ている他メーカーの関係者らは、茂木の履いている謎のシューズに興味津々のよう。

この日の茂木の目標は27分台という大台で、このタイムを記録することすなわち大舞台への復帰を意味するのです。

一瞬ペースダウンしたかに見えた茂木でしたが、ラスト一周で怒涛のスパートをかけ、タイムは27分47秒。最高の復帰戦となりました。

その日の夜、居酒屋で軽い祝勝会を行った開発チームのメンバー。その席で村野が、そろそろ量産を視野に入れてもいい時期かもしれないと切り出します。

まずは得意先の大徳百貨店から攻めようという話になったことで、数日後に宮沢がいざ売り込みへと向かうことに。

和装売場の担当者である矢口からバイヤーの中岡伸也を紹介してもらい、早速『陸王』についてのプレゼンを始めた宮沢。

たっぷり20分ほどかけて『陸王』の持つ素晴らしい機能性についてを力説し、「いかがでしょうか」と宮沢が遠慮がちに尋ねると…。

小難しい表情で眉間にしわ寄せた中岡は「正直なところ、これが売れるとはちょっと思えないんですよね」と告げました。

シューズの機能性については十分理解出来たし、素晴らしいとは思うが、『陸王』にはブランド力が無きに等しいというのです。

その後、宮沢がどんなに食い下がっても中岡が首を縦に振ることは決してありませんでした。

一方、芝浦自動車の練習グラウンドを訪れていたアトランティスの佐山。

そこには日本を代表するマラソンランナーである彦田知治の姿もありました。今回佐山がこの場所を訪れたのは、アトランティスのウェアサポート契約です。

サポートに関しては基本的に選手個人の判断に任されており、芝浦自動車の何人かもすでにアトランティスと契約を結んでいましたが、佐山の狙いは“個人”ではなく“部”単位のもの。

当の彦田もアトランティスとシューズ契約を結んでいたはずなのですが…。佐山がふとした拍子に彼の足元を見て、あることに気が付きます。

それは、彼が履いていたのはアトランティスの『RⅡ』ではなく、どこかで見たことあるようだが思い出せない謎のメーカーのシューズだったこと。

どういうことですかと詰め寄る佐山。それはサポート契約違反だと告げると、練習でどこのものを履こうと違反じゃないと聞いていますが、彦田は反論します。

何か『RⅡ』に不満でもあるのかと尋ねると、あれはあれでそれなりに良いけど、これに比べるとどうしても霞んじゃうんですよねと彦田。

改めてそのシューズを睨みつけるように見た佐山の脳裏にある光景が浮かんできました。この間の記録会で茂木が履いていたあの足袋屋のシューズだと思い出したのです。

そんなシューズは吹けば飛ぶような零細企業のものだからと説得を試みようとする佐山でしたが、彦田は「でも、村野さんがアドバイザーだから」と言いました。

村野に対しただならぬ感情を抱いていた佐山は苛つきながら「村野がなんなんです」と詰め寄ります。

しかし、それに対し彦田は佐山の姿勢を批判し始めます。テクニカルなアドバイスもくれないし、ただ単に『RⅡ』を売り込みたいだけにしか思えないと。村野さんなら絶対に俺たちの気持ちを最優先に考えてくれたはずだと。

完全に防戦一方になった佐山は、走り去っていく彦田の背中を見つめながら「村野の野郎…」と怒りをたぎらせ、あれこれと策を巡らせるのでした。

それからしばらくして、ダイワ食品の茂木のもとを訪れた佐山。営業用の作り笑いを浮かべている佐山を見て「どうも」と背を向けて立ち去ろうとすると…。

「もう一度、アトランティスのシューズ、履いてみないか」と佐山が制止します。これまでの経緯を謝罪した後、茂木の履いている『陸王』を指さした佐山は「その会社では、君を支え続けることは無理だぞ」と言って、ある茶封筒を茂木に手渡しました。

中に入っているのはこはぜ屋の信用情報で、いくらの売り上げがありどの程度の利益を上げているかが記されているのだそう。

こはぜ屋のようにいつシューズ業界から撤退してもおかしくないような企業に、君のサポートが務まるのだろうかと佐山は疑問を投げかけます。

君のようなトップアスリートにはミスマッチなんだと茂木を諭す佐山。それだけ言い終えると、アトランティスの『RⅡ』を黙って茂木に手渡し、佐山はグラウンドを去っていきました。

その夜、茂木は特に見るつもりもなかったこはぜ屋の信用情報を何の気なしに見てしまいます。

こはぜ屋が小さな会社であることは理解していたものの、自分の想像をはるかに下回る財務内容に驚きを隠せない茂木。

佐山の話をそのまま真に受けたわけではないものの、こはぜ屋の屋台骨が決して盤石ではないことは良く理解出来ました。

ミスマッチなんだよ」という佐山の言葉は、茂木の胸にこびりついた汚れのように深く深く染み込んでいくのでした。

後日、ダイワ食品の練習グラウンドを訪れてた村野を「今夜、時間空いていませんか」と誘った茂木。

これまでそんな風に茂木の方から誘われることなどなかった村野は少し驚き、何かあるなとは思ったもののその場で追求することはありませんでした。

練習後、待ち合わせたファミレスに現れた茂木は、何やら手に茶封筒を持っています。唐突に「なんで、こはぜ屋さんのアドバイザー、やってるんですか」と尋ねた茂木。

その問いに対し「いいコンセプトがあって、真剣にシューズを作ろうとしている。いいことだ」と村野。

すると茂木は、「でも、これはビジネスですよね」と手にしていた茶封筒から書類を取り出します。

茂木はその茶封筒にアトランティスのロゴマークがあることをすでに見つけており、佐山が何か吹き込んだに違いないと確信していました。

差し出された書類の表紙だけを一瞥し、中身を開くことなく茂木へと押し返した村野。

こはぜ屋の業績では、自分をサポートすることはむしろ重荷なのではと茂木は切り出します。

村野は、これは確かにビジネスであり、こはぜ屋がアトランティスとは比べものにならない規模であることは重々承知していると述べました。

しかし、シューズを作る姿勢や熱意はアトランティスよりこはぜ屋の方がはるかに上回っており、そのシューズには人々の魂が込められているんだと力説します。

うつむき加減で黙って話を聞いている茂木。最後に村野はこう伝えることに。「もし、君がアトランティスの『RⅡ』を履いてみたいと思ったら、何の遠慮もいらない、ぜひ試してみてくれ」

要は自分が良いと思ったシューズを履けばいいだけのことだと心中を洗いざらい話した村野でしたが、この話を茂木がどう捉えたのか分からぬまま、2人は別れました。

数日後、ダイワ食品の練習グラウンドを訪れた宮沢は、茂木がアトランティスの『RⅡ』を履いているのを目撃。村野から「もしかしたら…」とは言われていたものの、やはり受けたショックは計り知れません。

一方の佐山は、その姿を見て「どうだい、いいだろ、それ」と茂木に馴れ馴れしく声を掛けてきました。

それに対して「悪くないかな」と曖昧な返事をするにとどめた茂木。今度のニューイヤー駅伝くらいこれを履いてくれよとしつこく食い下がる佐山を適当にあしらい、再び練習に戻ります。

佐山としてはすでに再契約間違いなしだと小原にも報告しており、少なくとも練習で使用している状況からしてまあ問題あるまいと胸をなでおろし、「ざまあみろ、村野」とつぶやくのでした。

その後、ダイワ食品でニューイヤー駅伝の登録選手候補が発表されたのは12月の半ば。

正式名称「全日本実業団対抗駅伝(通称:ニューイヤー駅伝)」は、元日にテレビ中継もされる実業団の一大レース。ここでの活躍は、一気に注目度を上げることは間違いありません。

茂木は全7区の駅伝の内、12.5キロと比較的短い距離である6区に指名されました。そして、驚きだったのはアンカー(7区)に先輩の平瀬が指名されたこと。

平瀬はすでに引退を決めており、これがラストランということで、監督の城戸の粋な計らいでした。

出場が決まったという情報を受けた宮沢は、村野のと共に茂木を食事に誘い出しました。

早速宮沢は、こはぜ屋一同がそれぞれ手書きで記した応援メッセージ(色紙)を手渡します。

「区間賞期待してます。正岡あけみ」
「激走でライバルを抜き去れ!飯山晴之」
「私たちがついてるよ。悔いのないレースにしてください。西井冨久子」
「茂木さんから、絶対にあきらめない勇気、もらいました。宮沢大地」

さらに宮沢は、縫製課が特別に編んだ茂木裕人バージョンの『陸王』(靴紐が色鮮やか)を手渡し、それら作り手たちの熱い想いをダイレクトに受け止めた茂木は「ありがとう、ございます」と心からお礼を言いました。

宮沢は、これを必ずしも履く必要はないんですと続けます。『RⅡ』を履こうが何を履こうが君を応援する気持ちは変わらないと力説され、思わず茂木は込み上げてくるものをこらえながら…。

「皆さんの期待に背かないよう、絶対に悔いのないレースをしてきます。応援よろしくお願いします!」

陸王あらすじ:第13章 ニューイヤー決戦

アトランティスの佐山は、レース当日にある情報を入手していました。それは、毛塚と茂木が同じ6区を走るということ。

そもそも出る予定のなかった毛塚でしたが、おそらくアジア工業の曲者監督・清崎が茂木の出場を知って、ぶつけて来たのだろうと予測されました。

そのことを小原に伝えると、『RⅡ』を履く者同士の対決になったことで最高の気分になっているようでしたが…。佐山は茂木が本当に履いてくれるのか、一抹の不安を抱くのでした。

応援に来ていたこはぜ屋一同もその情報について話し合っていた所で、小原と佐山が話に割り込んできます。

散々こはぜ屋と村野に対し、勝ち誇ったような顔をして嫌味を述べ立ててきます。するとそこへ、選手を乗せたバスが到着し、茂木が降りてくると…。

その足元には『RⅡ』が…。予想していたとはいえ、愕然とするこはぜ屋一同。

しかし、ふいに座りこんだ茂木が『RⅡ』を脱ぎ、リュックから取り出したのは…なんと『陸王』ではありませんか!

歓喜に包まれるこはぜ屋一同とは対照的に、小原はそれまでの顔つきを一変させ、佐山を叱り飛ばしていました。

その後、佐山は茂木に近づいていき「ウチの『RⅡ』履くっていったよな、君」と詰め寄ります。

それに対し、約束もしていないし自分に合ったシューズを履くといったはずだと冷静に返す茂木。

そんな話聞いてないぞ!」と佐山が声を荒げた瞬間、「それまでだ」と村野が割って入ります。

「レースだぞ。シューフィッターが選手の邪魔をするのか」と思い一撃を放った村野。佐山はそれに対しぐうの音も出ずに去っていきました。

その後、あけみが持ってきていた「勇気をありがとう!走れ、茂木裕人選手!」という手書きの横断幕を広げ、茂木の応援に集中することに。

レースが始まり、茂木にたすきが渡ったのは、トップとは2分差の8位。

厳しい展開ではあったものの、茂木を包んでいたのは、この大舞台に戻ってこれたことのへの喜びと、もう一度走れることへの感謝でした。

横断幕を掲げ全力で応援するあけみの声や、ただ黙って頷く宮沢の姿。そして「ゴー!茂木!」と叫んだ声がはっきりと茂木の耳に届き、鮮やかな濃紺の『陸王』が、今コースを駆けだします。

車で次の地点まで移動していたこはぜ屋一同らは、テレビ中継の「抜いた!また抜きました、茂木裕人!」という実況に興奮していました。

カメラがやや離れた位置からの映像に切り替わった瞬間、「映った」と大地。「ウチの『陸王』が走ってるよ、社長!

あれ、あたしたちが作ったんだよ」と涙を流しながら喜ぶあけみの姿を見た宮沢は、「ああ、そうだな、そうだよ」と何度も頷きます。

そしてついに前を走っていたアジア工業の毛塚をとらえた茂木。しかし、毛塚はさらにピッチを上げ、抜けそうで抜けない、胃が痛くなりそうな神経戦が始まろうとしていました。

そこから3キロほどの道程を毛塚にぴったりと付いたまま走り続けた茂木でしたが、前半のハイペースがたたったのか少々ペースが落ちてきているよう。

すると、残りが半分といった地点で茂木が勝負を仕掛けます。一気にスピードを上げ、追いすがる毛塚をじりじりと引き離していったのです。

そしてついに3位の選手まで捕まえ、2位でアンカーの平瀬へとたすきを繋ぐことに成功した茂木。

これはマラソンランナーとしての茂木の復活への第一歩であり、動揺にこはぜ屋にとってもシューズメーカーとしてのキャリアをようやく踏み出した記念すべき一日となりました。

一方茂木の様子を見ていた小原は、「佐山。このままやらせておくつもりじゃないだろうな」と溢れんばかりの怒りをぶつけていました。

目障りだ。潰せ」と言い放ち去っていった小原を見送りながら、「言われなくても、わかってんだよ」と吐き捨てるようにつぶやいた佐山。

レースではこれがラストランとなる平瀬が渾身の走りを見せている所でした。こはぜ屋一同も茂木同様に彼を応援している所で、思わぬ顔と出会うことに。

それは、タチバナラッセルの社長の橘でした。橘へお礼の言葉を述べ、「もうウチは橘さん一筋ですから」と宮沢が言った瞬間、橘の表情が微妙に歪んだように見えたのですが、そのことはすぐに頭の片隅へと消えていきました。

平瀬がゴールし、茂木も含めた部員全員が涙を流し、彼を取り囲みます。最後にコースに向かって「ありがとうございます!」と深々と腰を折り、彼がしばらく顔を上げることはありませんでした。

その光景を見ていた橘に「いいレースじゃないですか」と声を掛けたのは、ニヤついた笑いを浮かべる一人の男。

その男がアトランティスの佐山だと気付いた時、レースに興奮していた胸の高鳴りは急速にしぼみ、今日この場にきた理由を痛いほど思い知らされた橘。

橘が佐山と会ったのは昨年末のこと。「あの件、検討して頂けましたか、社長」といってきた佐山に対し、橘はきちんと検討してまた連絡するといって逃げるようにその場をあとにするのでした。

陸王あらすじ:第14章 アトランティスの一撃

タチバナラッセルを訪れていたアトランティスの佐山と調達課の中畑。「先日、お願いした件ですが、いかがでしょうか、社長」と決断を迫っていました。

それに対し橘は、ありがたい話ではあるが正直決めかねていると、重苦しい表情で答えます。

アトランティスの来意はタチバナラッセルの素材を、現在開発中の新製品に使わせてほしいというものでしたが、それにはある条件があったのです。

その条件とは…アトランティスとの専属契約でした。つまり、競合他社への供給はしてはならないというもの。

まだ小さなメーカーでしかないタチバナラッセルにとっては非常に魅力的ではあるものの、こはぜ屋を裏切ってしまうことになってしまい、社長の橘は悩み苦しんでしたのです。

橘が「いま弊社では他のシューズメーカーさんにも製品を供給していまして」と事情を説明すると、「もしかして、こはぜ屋さんのことをおっしゃっているんですか、社長」とどこで聞きつけたのか佐山が言いました。

あのような零細企業と付き合ってもメリットはないと説得し始め、アトランティスの目標はニューイヤー駅伝のようなものではなく、オリンピックの金メダルなのだと力説します。

そうなれば「上場」だって見えてくるという佐山の言葉を聞いた瞬間、一瞬反論を仕掛けた橘は思わず言葉を飲みこんでしまいました。

1月上旬。「ちょっと折り入ってお話したいことがありまして」と宮沢のもとを訪れた埼玉中央銀行の大橋。

話というのはどうやらタチバナラッセルに関することのようで、何でも昨日相談があると支店へやって来たのだとか。

言い難そうに回りくどい話をしながら、大橋はこう言いました。「もしかすると、タチバナラッセルさんからの供給が止まるかも知れません」

「なに」と、社長室の椅子に座っていた宮沢は思わず腰を上げました。大橋から事情を聞き、アトランティスが関わっていることに怒りを露にする宮沢。

その後、何度も橘に連絡をつけようとするも、なかなかうまくいかず。ようやく3日後に面会の約束を取り付けました。

橘と相対した宮沢。お互いにどこかぎこちない様子で、当たり障りない話をした後、急に改まった態度に変わった橘が「こはぜ屋さんとの取引、3月までにしていただけませんか」と切り出します。

「アトランティスから、ウチを切れといわれているからですか」と敢えて宮沢が告げると、思わず目を逸らした橘。

タチバナラッセルからの供給が止まれば、ウチの製造は成り立たなくなってしまうと伝える宮沢。

橘もはっきりと苦悩をにじませながら「おっしゃりたいことはわかります」と声を絞り出します。

しかし橘としても創業4年がたっても業績が悪いままの会社にとって、これ以上のチャンスはないと苦しい胸の内を明かしました。

その後どんなに宮沢が説得しても橘の答えは変わりませんでした。最後に「いくら背に腹は代えられないといっても、商売をやるものにとっては許しがたい」といって、3月以降二度と取引はしないと宮沢にしては珍しく厳しい言葉を投げかけ、別れた2人。

社に戻った宮沢は、タチバナラッセルのとの取引打ち切りが決まり、緊急で開発チーム会議を招集。

とにかく代わりのメーカーを探すしかないということで、宮沢はネットで探した編み物会社のリストを作成していました。

宮沢自らが営業に回るということでしたが、社長一人でやるのは時間も掛かるしあまり得策ではないと安田は反対します。

すると突然「オレも、やろうか」と大地からの思いがけない声が上がりました。最初は皆一様に驚きましたが、シルクレイの技術的なことも理解している大地ならということで、彼に一任することに。

陸王あらすじ:第15章 こはぜ屋の危機

早速営業活動を始めた大地でしたが、こはぜ屋のような異業種のメーカーの話など、六に聞いてももらえず、取り付く島もない様子で応対されるだけでした。

そして、こはぜ屋ではさらなる大問題が持ち上がることに。なんとシルクレイの唯一の製造機が故障してしまったのです!

飯山と営業から戻った大地による懸命の復旧作業にもかかわらず、心臓部がダメになった機械が元通りになることがありませんでした。

この設備を一から作り直すとしたらどのくらいの費用が必要になると宮沢が尋ねると、最低でも1億は掛かると飯山。

しかも仮に1億準備できたとしても、機械が完成するのに3ヶ月。「足軽大将」のストックも持って1ヶ月分といった所だったので、宮沢は思わず頭を抱えてしまいました。

その後、富島に相談するも当然1億などというお金が捻出できるわけもなく、もうここらでシルクレイ関連の事業は諦めるべきだと諭されます。

これだけの時間と金を費やしたのにか?と問うと、「それだけのカネで済んだ。そう思うことはできませんか」と富島。その言葉に思わず宮沢も押し黙ってしまいました。

翌日、埼玉中央銀行行田支店を尋ねた宮沢。大橋と支店長に事情を説明し、何とか設備投資費用として1億円を融資できないかと頼むことに。

しかし、当然家長が首を縦に振ることはありませんでした。

一方その頃、大地は大手メーカーであるメトロ電業の面接を受けに来ていました。現在のこはぜ屋での業務内容を伝え、『陸王』のサンプルを見せながら力説する大地。

担当の内山はそんな大地の熱心な様子を興味深く見入り、「いい体験をしたね」と温かい言葉を掛けてくれました。

さらに「君は今まで就職には恵まれなかったかもしれないが、おかげでそういう稀有な体験ができたんだろうね。そんな君と巡り合えたのは、何かの縁でしょう」と、これまで何社も落ち続けて来た大地にとって、前向きな発言を受けたことはありませんでした。

いままで雲をつかむようなものだった就職面接で、初めて明確な手ごたえを掴んだ瞬間だったのです。

こはぜ屋に戻った宮沢は飯山や村野に状況を説明することに。どうにも先行きが見えない状況に、宮沢は袋小路に追いやられていました。

そんな宮沢に対し、カネのことの前に選手をサポートしていく覚悟はまだあるのかと、いつになく厳しい言葉を掛けて来た村野。

宮沢は息が詰まったまま何も答えられません。出来ればサポートしたいと精一杯の言葉を口にすると、「できなければ選手を切り捨てると?」と村野は詰め寄ります。

理想と現実の板挟みになっている宮沢の気持ちも汲み取ってくれと飯山は取りなしますが、「このまま黙っているわけにはいかない。茂木には、私から話します」と村野は有無を言わせぬ口調で宮沢に通告しました。

後日、茂木を食事へ誘った村野。「『陸王』、供給できなくなるかもしれない」と話を切り出します。

「えっ」と言ったまま言葉を失った茂木を尻目に村野は、現在こはぜ屋が陥っている状況を説明しました。

1億という想像を超える数字に絶句した茂木は、「宮沢社長は、どういっているんですか」と尋ねます。

村野は宮沢が倒産のリスクを背負いながらもこのまま挑戦を続けるか、以前のように単なる足袋業者へ戻るのかの二者択一に迫られていると説明。

おそらく後者をとるだろうと村野は言い、こんなことになってかえって混乱させることになってしまたことを謝罪しました。

京浜国際マラソンで履くシューズも一から考え直した方がいいという村野の言葉を受け、激しく動揺する茂木。

一方の宮沢は、久しぶりにこはぜ屋を訪ねてきた坂本と酒を酌み交わしていました。

心境を吐露し、自己嫌悪に陥る宮沢を静かに見つめていた坂本は、「折り入って提案があるのですが」と切り出します。

会社を、売りませんか?

陸王あらすじ:第16章 ハリケーンの名は

「売る…?」とかすかな混乱を見せた宮沢に、坂本は会社を売る=全てを手放してしまうという訳ではないと、なおも真剣に続けます。

しかし、宮沢は「私に雇われ社長になれというのか」と話を遮ります。それに対し坂本は、気分を害されたのなら申し訳ないと前置きしながらも、現状を打破できる方法はそれしかないと強く進言しました。

一体どこがウチを買収したいと言っているんだと宮沢が尋ねると、弊社(東京キャピタル)と取引のある一社だがここでは言えないと坂本。

明日改めて秘密保持契約を結んだうえで、きちんと説明させてくださいという坂本を要請を受諾した宮沢。

翌日。秘密保持契約を取り交わしたのち、坂本は一通のパンフレットを宮沢へと差し出しました。

フェリックス…?」と、パンフレットにあった社名を口に出した宮沢は、確かアメリカに本社を置くアウトドア関係のアパレルブランドだったと思い出します。

社長は日本人で、名前を御園丈治だということを坂本から知らされ、なぜウチなんだと率直に疑問をぶつける宮沢。

それに対し「それだけのニーズがあるからです」と坂本。フェリックスブランドなら『陸王』はもっと売れると社長の御園は考えているのだとか。

こはぜ屋としてではなく、あくまでフェリックスの製品として売ること。つまり、百年続くのれんの実質的な終焉を意味するのです。

思わず目をつぶってこはぜ屋の当たり前すぎる平凡な日常を思い浮かべた宮沢。「カネのためには売れないよ」と絞り出すように言いました。

気持ちは分かるが会って話すだけでも害はないのでは?という坂本の説得を受け、気乗りしないながらも同意した宮沢。

数日後。宮沢はこはぜ屋の面々に何も告げず、指定された新宿駅にほど近い和食屋を訪れることに。

通された個室にはすでに坂本ともうひとり、男が待っており、「はじめまして。御園と申します」と礼儀正しく腰を折りました。

一通り挨拶を済ませた後、宮沢は御園が自分のことを話すのを黙って聞いていました。

「私は、一度挫折した人間なんですよ」と話し始めた御園。かつてはアメリカの一流アパレルメーカーに勤務した後、その会社が買収され、新しい経営者に馴染めずに今度はスーパーマーケットという異業種に挑戦することにしたのだそう。

そこで流通の経験や知識、人脈を手に入れた御園は自ら会社を興そうと一念発起。しかし、それが現在の「フェリックス」ではなく、「ジャニス」という別の会社だと聞き、宮沢も意外に思いました。

「ジャニス」は当時30歳だった御園は妻であり、デザイナーでもあるジャニスと共に立ち上げたバッグブランドで、開始当初は上手く行っていたよう。

しかし、ほどなくしてジャニスがデザインを変えたいと言い出したことで、それに従った所散々な結果となり、金策に駆け回らなくてはいけなくなったと御園。

その後、妻がメキシコへ出かけている最中にカテゴリー5という巨大ハリケーンに遭遇。妻は亡くなり、全てを失ったのだそう。

失意のどん底にいた御園を知り合いだったベンチャーキャピタリストが救ってくれ、現在の「フェリックス」へと至ったというのです。

そして、その「フェリックス」という名が、妻・ジャニスの命を奪ったハリケーンの名前からとったと聞かされた宮沢は、この買収にどんなメリットがあるのかと尋ねます。

「単刀直入に申し上げると、一番興味があるのは御社の技術力です」と御園。その「技術力」という言葉が指すのは、「シルクレイ」であることは言わずもがなでした。

シルクレイという技術はフェリックスのニーズにピタリとはまると御園は、もう宮沢へ猛プッシュを仕掛けます。

対する宮沢は、現時点で直面している状況をご存じないと言いかけると…。「機械の故障の件ですか」と御園。

驚いたことに御園は知っていたのです。坂本が情報源かと思い様子を窺うと、彼も同様に驚愕の表情を浮かべていたのです。

その後も御園の話を聞いていると、最初は断るつもりで来たはずだったものの、今ではその意思がぐらつき始めているのを感じていた宮沢でした。

陸王あらすじ:第17章 こはぜ屋会議

シルクレイの製造がストップしたこの月、数百万円の赤字が出ていることを富島から聞かされた宮沢。

このまま『陸王』を続けていくためには、買収に乗るしかないことは頭では分かっていても、彼は悩み苦しみ続けました。

しかし、このことが千載一遇のチャンスになり得るかもしれないことは確かであり、「百年ののれんがなんだ」「生き残ることの方がずっと大切じゃないか」と意を決して坂本に連絡することにします。

前向きに検討してみようと思っていることを御園さんに伝えてくれと坂本に告げると、一瞬電話の向こうで静まり「わかりました」と坂本。

電話を切ろうとした宮沢に「実はひとつ、新たな事実が判明しまして」と制しました。なんでも当初は飯山個人に話を持ち掛けていたそうで、特許を売るよう頼んだ所、断られたのだとか。

自分が特許を売ればこはぜ屋に迷惑が掛かる。いまはこはぜ屋に世話になっている身として、それはできない」そういって飯山は断りを入れたということを知った時、なぜ御園が機械の故障を知っていたのかに合点がいきました。

かなりの儲け話であることが間違いないに関わらず、この話を蹴った飯山の心遣いに気付き、胸を打たれる思いを覚えた宮沢。

その日の夕方、宮沢は飯山を食事に誘うことに。行先がいつもの居酒屋ではなく、たまに接待で使う和食屋であることが分かった飯山は、何かを察し途端に口数が少なくなりました。

「何か、いいたいことがあったんじゃないか」と取り留めのない話を終えると、早速切り出した飯山。

「契約を打ち切るつもりなら、遠慮なく言ってくれ。オレも今のままでいいとは思っていない」と、シルクレイ製造にはもはや携わっていない現状から、すでに察していたよう。
 
しかし宮沢は、顧問には引き続きこはぜ屋にいて欲しいと前置きしながら、全く別の話を始めました。買収のことです。

受け入れようと思っていると告げると、「あんたはバカだ」と宮沢の言葉を遮った飯山。

そんな簡単に、この百年ののれんを売るのか。その程度の会社か。その程度の経営者か

飯山の辛辣な言葉が矢継ぎ早に宮沢を襲います。「しかし…」と反論しようとすると、なんでもっと悪あがきしないんだと飯山は怒りをぶつけました。

フェリックスの狙いがこはぜ屋そのものではなく「シルクレイ」であることは分かり切ったことで、今現在この製造技術を持っているのはこはぜ屋以外にない。「だったら他にやりようがあるだろうが」と飯山は続けます。

その言葉を聞いていた宮沢は「そういう、ことか…」と、今まで全く気付かなかった新たな選択肢が目の前に開けてきたのです。

一方、メトロ電業の幹部を交えた二次面接に臨んでいた大地。こはぜ屋で開発した『陸王』のことを子細に述べる彼の声に、3人の取締役たちは聞き入っているようでした。

これまでの経緯、そして今陥っている苦境についても素直に話し続ける大地に、「いい経験をしたね」と取締役人事部長の川田が言ってくれました。

「不謹慎を承知でいうが、君の経験は御社(こはぜ屋)にとっては不幸でも、君を採用しようと思う我々にとっては幸運だったと思う。成長させてくれたのだから」と川田。

さらに「本当のところ君は、その仕事を続けたいんじゃないのかね」との川田の一言に思わず意表を突かれた大地。

面接が終わり、十分な手応えを掴んだ大地でしたが、最後の川田の言葉がどうも引っかかっていました。

『陸王』の開発を巡って過ごした日々は、仕事の醍醐味と、本当の面白さを教えてくれた…

「人生は一度きりだぞ」「好きなことをやれ」と言ってくれた飯山の言葉を思い出し、これでいいんだと自分に言い聞かせながら大地は帰路につくのでした。

一方、御園との二度目の面会を取り付けた宮沢は、坂本の会社がある日本橋へと向かっていました。

そこで宮沢はある条件を提示することに。それは、フェリックスによる買収ではなく、あくまで業務提携をするというもの。

これでも十分当初の目的が達成されるのではないかと持ち掛けますが、その点は十分に考えた上で買収の方が効率的だと判断したと御園は言います。

宮沢が守るべき「のれん」の重要性を説くも、「どうやら、お互いに経営に対する考え方が随分違うようですね」とため息混じりにつぶやいた御園。

そうして御園との交渉は決裂し、部屋を出た途端、「終わったな」と小さくこぼした宮沢。

社に戻ると、ふらりと飯山が現れて首尾を尋ねてきました。首を振り「残念ながら」とだけ宮沢が答えると、「いつもうまくいくわけじゃないさ」と飯山。

社長室の椅子におさまり、目を閉じたままじっとしていると、いつの間にかスマホが振動していることに気付きました。

「御園ですが」との声に息を呑む宮沢。「先程の件、私にアイデアがあります。検討していただきたい

それから1週間後、再び御園と面会し提示された条件は「設備投資資金としてまず3億円を融資し、期間は5年。3年間はフェリックスからの発注保証あり。その3年が過ぎ、返済が出来なければそのままフェリックスの傘下に入る」というもの。

宮沢はこの提案を受け入れようと思っていると飯山と富島に告げました。そして、その日の終業後、こはぜ屋一同を説得すると。

そして、皆をを集めこれまでのあらましを説明していく宮沢。当初はみな反対のようでした。やはり百年続いた「こはぜ屋」ののれんが無くなってしまうかもしれないことに危機感を覚えていたのです。

しかし、縫製課のリーダーのあけみが最近どんどん仕事が減って来ているのを如実に感じていると話し始めると、みなの様子に変化が表れ始めます。

お金貸してくれる人がいるんだから、やってやろうじゃないの。借りたお金は返せばいいじゃないですか。みんなで頑張って、働いて返そうよ。どう、みんな?

その言葉に皆が拍手で応えます。さらに立ち上がったあけみは「こはぜ屋百年ののれん、全力で守ろうじゃないの。負けるもんか!」と続け、歓声が上がりました。

その光景を見ていた宮沢は、何か言おうとしたものの、込み上げてくるもので喉が詰まり何も言葉に出来ませんでした。

これが、こはぜ屋だ。守るぞ、こはぜ屋ののれんを。

宮沢は固く心に誓ったのでした。

陸王あらすじ:最終章 ロードレースの熱狂

午前7時半。スタート地点となる品川駅の特設会場にはこはぜ屋一同が集まっていました。そう、この日は京浜国際マラソン当日。

そんな中、ストレッチをしながら、レース前の独特の緊張感の中に身を置いていた茂木。

始まりは2年前のこの大会。ここから全てが始まったのです。茂木は改めて、自分が走ることが出来る喜びを痛感し、それまで履いていたシューズを脱ぎ捨て、このレースのために選んだシューズを取り出しました。

会場に来ていた佐山は、ふとあるものが目に入ます。茂木が履いているのが『RⅡ』ではないのです。

そのことに気付いた小原は「どういうことだ!」と鋭く問うと、「す、すみません」と佐山。

茂木が控室を出た所で捕まえ「おい、茂木君。なんだよ、それ」と詰問すると、「もう十分なんですよ」とうんざりしたように答える茂木。

佐山が散々こはぜ屋について悪評を並べ立てた後、今のこはぜ屋は二年前の自分と同じなんだと告げました。

ピンチで困り果て、必死で這い上がろうともがき苦しんでいる。もし、それを理由にオレがシューズを履かなかったら、それはオレが苦しいときに背を向けた連中と自分が同じことをすることになる」と続けます。

すると、監督の城戸が現れ「これ以上、選手の邪魔をするなら、つまみ出すぞ」と一喝。佐山は逃げるように去っていきました。

その一部始終を少し離れた所から見ていた宮沢と村野。今目の当たりにした茂木からの本当の信頼を受け、よりいっそう彼の期待に応えなくてはいけないと決意を新たにするのでした。

そして、こはぜ屋一同の想いが詰まった『陸王』を履いて、駆け出す茂木裕人。魂のこもった走りは日本人トップという最高の結果へと結びつき、痺れるような感動の渦にみなを引き込んだのです。

このゴールは新たなスタート地点であり、ここから宮沢の挑戦が再び始まりを告げたのでした。

ある日、大地が社長室を訪ねて来たのは宮沢が出社して間もなくのこと。

神妙な顔をしている大地に「どうかしたか」と尋ねると、「オレ、メトロ電業の話、断ろうと思うんだ」と答えました。

『陸王』の開発に携わったことで、これ以上に面白い仕事って実は他にないんじゃないかと感じたんだと自分の心情を素直に伝える大地。

オレ、こはぜ屋で続けて働きたいんだよ

その言葉を聞いた宮沢は、嬉しさで胸がいっぱいになりました。自分がやって来た仕事に対する、最大級の賛辞だと思ったのです。

フェリックスの支援が決まり、これからますます忙しくなり、大地がいてくれたらどれほどの戦力になるかを十分に理解していた宮沢でしたが…。

いや。お前はメトロ電業へいけ

おそらく了承してくれると思っていた大地にとって、その言葉は驚きを隠し得ないものでした。

こはぜ屋には至らないことだらけで、自分には大したノウハウもないと素直に自分の力不足を認める宮沢。

こはぜ屋ではいつでも働くことが出来るが、メトロ電業のような大企業で働くチャンスは滅多にない。だから、そこで思う存分に働いて、ウチでは得られない経験や知識を蓄えてきてくれと続けました。

世界を見て来い、大地。そして、その大きさをオレたちに教えてくれ。そのときまで待ってるから

その言葉を聞いた大地は唇を噛み締めながら「わかった」と小さく呟きました。

いままで、お世話になりました」。そういった大地を見て、いつの間にこんなに逞しくなったのだろうと驚きながら息子を見つめ…

よく、がんばってくれた。ありがとうな

それは宮沢の心からの言葉でした。

『陸王』原作小説の感想

池井戸潤さんによる原作小説『陸王』は、老舗足袋屋の「こはぜ屋」が会社の存続をかけてランニングシューズの製造へと臨む企業再生の物語。

しかし、これは「こはぜ屋」という企業のみならず、人間たちの再起をかけた物語でもあるのです。

もちろん主人公であるこはぜ屋社長・宮沢を中心に描かれていることはまちがいないのですが、“茂木裕人と宮沢大地(飯山も含め)”という2人の男たちがどう成長していくかも非常に見ごたえがありました!

怪我で全てを失い人生に迷っていた茂木。就職が一向に決まらず腐っていた大地。さらには、再起をかけてチャンスを窺っていた飯山。

アトランティスを辞めることになる村野や、埼玉中央銀行の最初の担当者の坂本に関してもそうですね。

それぞれの登場人物が現状を打破しようと常にもがき苦しみ、そして出会い、分かり合い、成長していく…。

それは決して一人で出来ることではなく、家族や仲間がいたから出来たことであって、こはぜ屋の他のメンバーも含め、誰もが自分のことより他人のことを優先しているからこそ成長できたのです。

ただその一方でタチバナラッセル社長の橘のように、自らの会社を守るために大企業に飲み込まれることを受け入れてしまう人間もいるというのが、非常に現実に即していていますね。

橘は決して悪い人間ではなく、もちろんこはぜ屋を裏切るつもりもなかったんだと思いますが、目の前にぶら下げられたニンジンに思わず飛びついてしまい、一体その後の彼がどう感じ、どう歩んでいくことになったのか…非常に気になる所です。

このように、“企業再生”という大きなテーマの中に、人間ひとりひとりの息遣いがリアルに感じられるのが『陸王』の素晴らしい点であるといえますよね。

そしてなんといってもこの作品、涙なくしては決して見る(読む)ことは出来ません!

初めてシルクレイのコントロールに成功した時の飯山と大地の様子や、ニューイヤー駅伝で激走した茂木の姿…。

さらには「フェリックス」からの融資の件で奮起したこはぜ屋一同や、ラストの京浜国際マラソンはもう感涙の極みです!

感動シーンのタイミングがまた絶妙ですから、もう文字が読めなくなるほど、涙が溢れてくるんですね~。

ドラマ化した際もそのまま映像化できてしまうのではないかと思うほど、まざまざとその光景は脳裏に浮かんできて、池井戸潤さんがいかに細かくリアルな描写を心掛けているかが分かりますね!

その際に重要になってくる悪役の存在ですが、今回はアトランティスの小原と佐山がそれに該当します。

どちらも本当に憎たらしくて(笑)、今から誰がキャスティングされるのかが非常に気になる所です!

また、本記事ではエピローグ部分は敢えて省きましたが、原作では小原と佐山や埼玉中央銀行の家長と大橋のその後についても描かれており、読み手からするとスッキリする終わり方となっていますね。

終わり方でいうと、最終章の…

「世界を見て来い、大地。そして、その大きさをオレたちに教えてくれ。そのときまで待ってるから」

…というセリフはもうたまらないですね!この親子の微妙な関係をドラマ版でどう描き出してくれるのか…今からもう待ち遠しいです!

まとめ

TBS日曜劇場で2017年秋より(10月〜12月)放送されるドラマは主人公の宮沢を役所広司さんが演じることがすでに決定しておりますが、これほどピッタリなキャスティングは他にないでしょう!

気になるのは他のキャストですが、現時点ではまだ発表はありません。大地や茂木、安田や飯山と、誰が誰を演じることになるのかを想像するだけでワクワクしますね。

そんな注目の2017年秋ドラマ『陸王』。当サイトでは最新情報やドラマ版のネタバレ感想などを随時お伝えしてまいりますので、ぜひチェックしてください!

スポンサーリンク

コメントお待ちしています!

CAPTCHA